この「超新星」２人の快進撃を受け、同メディアは「かつてはエムバペとハーランドが『ポスト・メッシ＆ロナウド』と目されていたが、今や彼らもヤマルやドゥエに比べれば『ベテラン』に見えてしまうほど。すでに、この２人の若きスターは数々の記録を塗り替え、歴史に自らの名を刻み始めている」と綴り、彼らがメッシ、ロナウド同様の魅力的な関係を形成する可能性を示唆した。
  「木曜には、UEFAネーションズリーグ準決勝でスペイン対フランスの試合が行なわれ、ヤマルとドゥエが初めてピッチ上で対決する可能性がある。これが今後10年以上続くであろう、クラブ・代表・個人タイトルを懸けたライバル関係の幕開けとなるかもしれない。ともに並外れた才能を持つ攻撃的選手で、スピード、テクニック、大胆なプレーを恐れない自信を備えている。そして世界最大級のクラブに所属し、代表チームもあらゆる大会で優勝争いを繰り広げる強豪である」

「もちろん、メッシとロナウドの物語――２人でバロンドール13回受賞――に匹敵するような選手は簡単には現われないものだ。しかし、今まさに次世代で注目を集めているのはこの２人、ヤマルとドゥエである。そして彼らは、その期待にしっかり応えている」と同メディアは記事を締めている。

　ここから２人が切磋琢磨しながら頂点に駆け上がっていくのか、エムバペ、ハーリングがそれを阻止するか、あるいはまた新たな才能が「後継者争い」に参戦してくるのか。メッシ、ロナウドも今なお健在で、来夏のワールドカップで新たな伝説を創成しようとしている中、「王座」を巡る戦いも非常に興味深いものとなりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
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