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海外サッカー

バーミンガム移籍の古橋亨梧に地元メディアは「セルティック時代の活躍の再現を期待」 仏紙は「記憶には残らないが、レンヌに損失なし」と報道

THE DIGEST編集部

2025.07.07

 彼を迎える側であるバーミンガムの地元メディア『Birmingham Live』は、「セルティック時代には、現バーミンガム監督のクリス・デイビスがアシスタントを務めたアンジェ・ポステコグルーやブレンダン・ロジャーズの下でプレーしていた古橋は、フランスではなかなかフィットせず、再び英国に戻ることになったが、彼が3年半で165試合に出場し、85得点を記録したセルティック時代のような活躍を再現してくれることをバーミンガムは期待している」と綴っている。

 彼のセルティック時代に働きについて「特に2022-23シーズンは圧巻で、全てのコンペティションを通して34ゴールを挙げ、チャンピオンズリーグではアトレティコ・マドリーやラツィオからもゴールを奪った経験がある」と紹介した同メディアはまた、「古橋はジェイ・スタンスフィールド、アルフィー・メイ、リンデン・ダイクスといった既存の攻撃陣を補完する形で加わる予定で、欧州での経験やゴール前での実績を還元する存在だが、彼をどう起用するかについては、工夫が求められる」と指摘する。

 そのカギは、古橋のセルティック時代のボスであるロジャース監督の過去のコメントにあるとして、「キョウゴの強みは、裏への抜け出しにある。それが彼の持ち味で、タイミングよく走り込むのが彼のプレーだ」「ボールを求めて下がって来るのは、彼の得意分野ではない」「彼はクリエイターではなく、フィニッシャーだ。最終ラインの裏に走り込み、フィニッシュの場面に現われる。だから、彼がそこにいて、ゴールを決められるような形に持っていくことが重要だ」との“助言”を紹介した。

 一方、この移籍にはセルティックの地元グラスゴーのメディアも注目し、日刊紙『The Herald』は「古橋、レンヌでの悪夢に終止符。元セルティックのコーチとタッグ」と報じ、また同じく元セルティックのMF岩田智輝が昨夏よりバーミンガムに在籍していることも紹介。また『Glasgow Times』紙は古橋の30歳での新たな挑戦にポジティブな展望を示している。
 
「昨季、FL1で優勝したバーミンガムは、2シーズン連続での『昇格』を目指しており、古橋の加入はそれに向けての大きな戦力強化になると期待される。レンヌでの滞在期間は短く、結果も残せなかったが、それ以前のパフォーマンスを考えれば、チャンピオンシップで戦うバーミンガムにとって、彼は貴重な戦力となる可能性が十分にある」

 対してサッカー専門サイト『FOOTBALL FANCAST』は、「30歳の古橋はセルティック在籍時でさえ、シーズン前半戦でゴール期待値『14.14』に対して実際の得点が『10点』と、大きく決定力を欠いた。これは、バーミンガムが高額の移籍金を払って獲得しようとしている選手が、キャリアの終盤に差しかかり、パフォーマンスが低下している可能性があることを示している。つまり、今後も調子が戻らないリスクがある」と、英国復帰のストライカーに対する懸念を示した。

 その上で、同クラブが「第3の日本人選手」としてポルトガルのジウ・ヴィセンテから加入間近とされるFW藤本寛也を「現在26歳の彼は、まさにキャリアのピークを迎えており、ポルトガルリーグでゴールもアシストもできる選手として高く評価されている」と絶賛。「古橋がフランスで調子を落とし、キャリアのピークも過ぎている一方で、藤本は今がまさに旬の選手だ」と主張している。

構成●THE DIGEST編集部

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