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海外サッカー

「現時点で世界最強、そして史上最強チーム候補」マドリーを圧倒したパリSGを各国メディアが絶賛! 傑出した組織力に「今季最大の勝者はL・エンリケだ」

THE DIGEST編集部

2025.07.12

 同メディアは個々の選手にも言及し、デンベレについては「クラブW杯開幕前から今年のバロンドール最有力候補のひとりに挙げられ、バルセロナの新星ラミネ・ヤマルとの比較がなされているが、この大会でのパフォーマンスにより、その地位を決定的なものにしたと言って良いだろう。相手DFのミスを突いてゴール、アシストもでき、加えてスピードと動きで相手を翻弄するなど、バルサ時代とは比べ物にならないほど総合力の高い選手へと成長した」と、受賞に太鼓判を押している。

「28歳のフランス代表は今、まさにキャリアの絶頂期にあり、9月にパリで発表されるバロンドールを手にするのは確実と言っても過言ではない。マドリー戦では59分での交代で、日曜日のチェルシー戦に向けて温存されたデンベレは、もしチームがこの決勝戦を制することができれば、受賞は間違いなくなる」
 
 これに対し、スペインのスポーツ紙『MARCA』紙は、パリSGの傑出した組織力の高さから、「L・エンリケこそバロンドールに相応しい」との表現で、「ヤマルでも、デンベレでも、ヴィティーニャでも、ヌーノ・メンデスでもない――。今季(2024-25シーズン)最大の勝者はL・エンリケだ。彼は完璧なサッカーマシンを創り上げた。(中略)スター選手の不在により、プロジェクトの終焉すら囁かれたパリSGを、スペイン人指揮官は『勝ち続ける夢のチーム』に作り替えた」と、指揮官の働きを絶賛した。

 そしてフランスのサッカー専門サイト『SO FOOT』は、「現在のパリSGには、デンベレ、ヴィティーニャ、ジャンルイジ・ドンナルンマ、アシュラフ・ハキミと、バロンドールに相応しい候補が少なくとも4人いる」と記す一方で、「L・エンリケ監督によって見事に組織化されたこのチームは、個人賞をめぐる無益な論争など必要としていない」と主張した。

「パリSGは本当に個人賞を必要としているのか? バロンドールは、選手にとっては次のステージへと進むきっかけになるだろう。しかし今季のパリSGが成功した理由は、個を捨ててチームとして機能したことにある。彼らが今季築いた強固な組織は、全員が無条件でチームに尽くす姿勢によって成り立っている。(中略)パリSGの選手が受賞しない方がいいと言いたいわけではない。むしろ彼らはその栄誉に相応しい。しかし、誰かひとりではなく、今季築き上げた『連帯』こそが真の価値だということを忘れてはならない」

構成●THE DIGEST編集部

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