プレミアリーグのトッテナムは7月8日、川崎フロンターレの日本代表DF高井幸大と2030年までの契約を結んだことを発表した。
【画像】日本代表の歴代ユニホームを厳選写真で振り返る!(1992-2024)
17歳でトップチームデビューを飾り、昨季はJリーグの「ベストヤングプレーヤー賞」に輝き、今年はACLチャンピオンズリーグで決勝進出にも貢献した20歳のCBをイングランドの名門が獲得するにあたって、現地メディアによれば500万ポンド(約10億円)の移籍金が川崎に支払われる。また契約には1年間の延長オプションと、川崎側に対する将来の売却益の10%が含まれているという。ただし、この案件の成約には国際移籍証明書および労働許可の取得が条件である。
日本代表としても、2024年にU-23アジアカップ優勝に貢献し、パリ五輪ではベスト8進出、そして同年9月には中国とのワールドカップ予選でA代表デビューも飾り、これまでに4試合に出場している高井は、トッテナムのクラブ公式サイトを通して「僕のポジションはCBで、右でも左でもプレーできます。積極的な守備が持ち味です。まずはトッテナムで試合に出ることが目標で、自分の全力を尽くしたいと思います」とのメッセージを発している。
前述の通り、クラブ、代表チームでもすでに実績を積んでいるものの、英国では全く未知の存在ということで、クラブ専門サイト『HOTSPUR HQ』は「この名前に、多くの者はまだ馴染みがないかもしれないが、北ロンドンでの将来に期待が持てる理由は十分にある」と綴り、彼の可能性の大きさを強調した。
「彼は母国・日本で急速に名を広めており、Jリーグでは川崎で通算81試合に出場し、今季初めにはACL決勝進出にも貢献。その過程では、クリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルを無失点に抑える活躍を披露した。身長190cmという体格もあり、プレミアリーグのフィジカルにも十分対応できると期待される。彼をよく知る者からは『現代型のCBの典型』と評され、ビルドアップではスマートなプレーを見せ、必要に応じて攻撃的な姿勢も取れる選手だ」
一方で、「ただし、求められるような安定したパフォーマンスを出し続けられるかどうかは、今後の課題と言える。また、守備の基礎はしっかりしており、伸びしろも大いにある一方で、スピードがやや足りないという懸念も一部にはある」と指摘したが、「とはいえ、彼にはすぐに主力としての活躍が求められるわけではない。(中略)全てのファンが期待するようなビッグネームではないかもしれないが、リスクが少なく、将来的に大きなリターンを見込める選手であることは間違いない」と、期待を寄せて記事を締めている。
また『THE SPURS WEB』は、「主にCBだが、右SBでのプレーも可能な柔軟性を有し、トッテナムの守備に幅をもたらす」「基礎のしっかりした、身体能力に優れたDF。危機察知能力が高く、積極的に前に出てボールを奪うスタイルで、ポジショニングとタイミングに優れている。特にクロス対応や裏へのカバーでは、空間をしっかり管理でき、必要であればスライディングにも迷いなく入る。空中戦ではまだ支配的とまではいかないが、競り合いに強く、シンプルに跳ね返す“昔ながら”の対応も見せる」と、守備面の売りを挙げた。
加えて、攻撃についても「ボール保持時は右利きで落ち着いており、無理をせずショートパスで確実にビルドアップに貢献するが、必要な場面ではロングパスも使いこなせる能力がある」として、「スパーズのサポーターは、ルーカス・ベリバルやアーチー・グレイのように、高井が加入1年目から大きなインパクトを残してくれることを期待している」と綴っている。
そしてスポーツ専門チャンネル『ESPN』は、フィジカル面の強化や、スピードへの慣れがプレミアリーグでプレーする上での必須条件だと指摘し、さらに「一部からは『アジア以外で実績のない選手に賭けすぎでは?』という声もある」と紹介した上で、「将来性は十分に感じられ、500万ポンドという移籍金はJリーグでの記録を更新した額とはいえ、現在のサッカー界では格安で、お買い得だと言える」と評した。
今後については、オランダ、ベルギーでの武者修行(レンタル)の可能性も示唆しながら、「すでにトーマス・フランク新監督の構想に含まれている」とも報じられている。「契約期間は長期にわたっており、急いで結果を出す必要はない」としながらも、「これまでの成長スピードを考えると、高井がトッテナムのユニホームを着て、プレミアリーグの重要な試合に出場する日は、案外すぐにやって来るかもしれない」との見解を示している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ミュラーのバイエルンでのラストゲーム パリSG戦ハイライト
【記事】ジョッタの急逝、代表同僚のロナウドが愕然「全く理解できない。ついこの間まで一緒にいたのに…」ポルトガル・サッカー連盟、リバプールも追悼声明
【記事】急逝ジョッタを世界が追悼…メッシ、ロナウド、ジェラード、フィーゴ、クロップ、リバプール同僚、NBAレブロン、葡大統領、英首相、英王子、FIFA会長ら
【画像】日本代表の歴代ユニホームを厳選写真で振り返る!(1992-2024)
17歳でトップチームデビューを飾り、昨季はJリーグの「ベストヤングプレーヤー賞」に輝き、今年はACLチャンピオンズリーグで決勝進出にも貢献した20歳のCBをイングランドの名門が獲得するにあたって、現地メディアによれば500万ポンド(約10億円)の移籍金が川崎に支払われる。また契約には1年間の延長オプションと、川崎側に対する将来の売却益の10%が含まれているという。ただし、この案件の成約には国際移籍証明書および労働許可の取得が条件である。
日本代表としても、2024年にU-23アジアカップ優勝に貢献し、パリ五輪ではベスト8進出、そして同年9月には中国とのワールドカップ予選でA代表デビューも飾り、これまでに4試合に出場している高井は、トッテナムのクラブ公式サイトを通して「僕のポジションはCBで、右でも左でもプレーできます。積極的な守備が持ち味です。まずはトッテナムで試合に出ることが目標で、自分の全力を尽くしたいと思います」とのメッセージを発している。
前述の通り、クラブ、代表チームでもすでに実績を積んでいるものの、英国では全く未知の存在ということで、クラブ専門サイト『HOTSPUR HQ』は「この名前に、多くの者はまだ馴染みがないかもしれないが、北ロンドンでの将来に期待が持てる理由は十分にある」と綴り、彼の可能性の大きさを強調した。
「彼は母国・日本で急速に名を広めており、Jリーグでは川崎で通算81試合に出場し、今季初めにはACL決勝進出にも貢献。その過程では、クリスティアーノ・ロナウド擁するアル・ナスルを無失点に抑える活躍を披露した。身長190cmという体格もあり、プレミアリーグのフィジカルにも十分対応できると期待される。彼をよく知る者からは『現代型のCBの典型』と評され、ビルドアップではスマートなプレーを見せ、必要に応じて攻撃的な姿勢も取れる選手だ」
一方で、「ただし、求められるような安定したパフォーマンスを出し続けられるかどうかは、今後の課題と言える。また、守備の基礎はしっかりしており、伸びしろも大いにある一方で、スピードがやや足りないという懸念も一部にはある」と指摘したが、「とはいえ、彼にはすぐに主力としての活躍が求められるわけではない。(中略)全てのファンが期待するようなビッグネームではないかもしれないが、リスクが少なく、将来的に大きなリターンを見込める選手であることは間違いない」と、期待を寄せて記事を締めている。
また『THE SPURS WEB』は、「主にCBだが、右SBでのプレーも可能な柔軟性を有し、トッテナムの守備に幅をもたらす」「基礎のしっかりした、身体能力に優れたDF。危機察知能力が高く、積極的に前に出てボールを奪うスタイルで、ポジショニングとタイミングに優れている。特にクロス対応や裏へのカバーでは、空間をしっかり管理でき、必要であればスライディングにも迷いなく入る。空中戦ではまだ支配的とまではいかないが、競り合いに強く、シンプルに跳ね返す“昔ながら”の対応も見せる」と、守備面の売りを挙げた。
加えて、攻撃についても「ボール保持時は右利きで落ち着いており、無理をせずショートパスで確実にビルドアップに貢献するが、必要な場面ではロングパスも使いこなせる能力がある」として、「スパーズのサポーターは、ルーカス・ベリバルやアーチー・グレイのように、高井が加入1年目から大きなインパクトを残してくれることを期待している」と綴っている。
そしてスポーツ専門チャンネル『ESPN』は、フィジカル面の強化や、スピードへの慣れがプレミアリーグでプレーする上での必須条件だと指摘し、さらに「一部からは『アジア以外で実績のない選手に賭けすぎでは?』という声もある」と紹介した上で、「将来性は十分に感じられ、500万ポンドという移籍金はJリーグでの記録を更新した額とはいえ、現在のサッカー界では格安で、お買い得だと言える」と評した。
今後については、オランダ、ベルギーでの武者修行(レンタル)の可能性も示唆しながら、「すでにトーマス・フランク新監督の構想に含まれている」とも報じられている。「契約期間は長期にわたっており、急いで結果を出す必要はない」としながらも、「これまでの成長スピードを考えると、高井がトッテナムのユニホームを着て、プレミアリーグの重要な試合に出場する日は、案外すぐにやって来るかもしれない」との見解を示している。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ミュラーのバイエルンでのラストゲーム パリSG戦ハイライト
【記事】ジョッタの急逝、代表同僚のロナウドが愕然「全く理解できない。ついこの間まで一緒にいたのに…」ポルトガル・サッカー連盟、リバプールも追悼声明
【記事】急逝ジョッタを世界が追悼…メッシ、ロナウド、ジェラード、フィーゴ、クロップ、リバプール同僚、NBAレブロン、葡大統領、英首相、英王子、FIFA会長ら
関連記事
- トップは6700億円超! プレミアリーグ各クラブの戦力補強の支出総額ランキングを専門メディアが発表
- 「試合結果は重要ではない」65年後にようやくリーグ王者同士のホーム&アウェーが完結! 東西冷戦に翻弄された2つのクラブに生まれた厚い友情
- 「SF小説のように時間を超えてきた男――」三浦カズが達成した58歳130日での先発出場に各国メディアが注目! しかしウクライナにさらなる年上の現役MFが…
- 「常識に挑み続けて、伝説になった」 バイエルンでの旅を終えたミュラーの偉大な歩みに各方面から賛辞! 一方でムシアラ重傷によって残留の可能性も!?
- バーミンガム移籍の古橋亨梧に地元メディアは「セルティック時代の活躍の再現を期待」 仏紙は「記憶には残らないが、レンヌに損失なし」と報道