また、AFC（アジア・サッカー連盟）も公式サイトで、アジアの偉大な選手のキャリアに敬意を表し、「左足の致命的なセットプレーキッカーとして有名な中村。CLでマンUを倒すのに貢献した素晴らしいFKが、今でも懐かしく思い出される。日本人選手が欧州で活躍する道を切り拓いた功績が認められ、セルティックには現在４人の日本人選手が在籍している」と記した。
  　セルティック時代の恩師であるストラカンからは以前、「ナカは天才。そのボールタッチは、誰にも劣らないほど優れていた。少なくとも、他の選手の３手先を行っていた」（『THE SCOTTISH Sun』紙より）と最高級の賛辞を受けた俊輔。日本サッカー史に残る稀代のファンタジスタは、横浜FCの公式サイトを通して「長いサッカー人生の中で、幾度となく苦悩や挫折がありましたが、いつも誰かが自分のことを支えてくれ、背中を押してくれました」と、周囲の人々への感謝の言葉を残している。

構成●THE DIGEST編集部