日刊紙『El Pais』は、「久保の後半開始早々のゴールが、アウェーチームの士気低下に大きな影響を与えた」と報じ、ラジオ局「Cadena SER」は「今季５得点目を決めた日本人選手は、アスレティック守備陣のミスを利用して、あっけなくGKウナイ・シモンの牙城を崩してみせた。ゴールの祝福の際、彼は大腿部を痛めたふりをしてから踊り、得点を祝った」と、得点の場面を振り返っている。

　バスクの地元紙『noticias de Gipuzkoa』は、「ル・ノルマンがロングパスを左サイドに送り、ミケル・メリーノが素晴らしいヘディングでつないで、ブライス・メンデスが中央に折り返し、ウマル・サディクがこれをうまく流すと、最終的に久保の足元にボールが到達。彼は最初のタッチでミスをしなかった。これが日本人選手の得意技だ。彼は存在感がないかのように思わせておいて、マーカーのユーリが油断した瞬間にゴールを奪う。非常に効果的だ」と称賛した他、10点満点でチーム２位タイの「７」を付与し、以下のように寸評を綴った。
  「久保はソシエダのスター選手であり、忠実なファンのアイドルでもある。このアスレティック戦では対峙するユーリに完璧にコントロールされると思われていたが、このベテランDFの最初のミスを見逃さなかった久保は、難なく２点目のゴールを決めてしまった。輝いていなくても、常にこのチームでは決定的な存在である」

　最後に、サッカー専門サイト『El Desmarque』は、「彼は疲れ切って痛みを感じながらも、素晴らしいパフォーマンスでプレーを終えた」と最後まで力を出し切ったことを強調。また、シーズン序盤からコンスタントに得点を重ねていることを「ゴールを祝うパフォーマンスのアイデアが尽きてしまうかもしれない」という表現で示し、こちらは採点で単独最高の「８」をつけている。

構成●THE DIGEST編集部

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