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海外テニス

デ杯ドイツ戦、日本は望月と西岡をシングルスに起用。「実力的にいい試合になる。チームで戦っていく」と添田監督<SMASH>

スマッシュ編集部

2025.09.11

ファイナル進出に挑むデ杯日本代表チーム。左から坂本怜、柚木武、綿貫陽介、西岡良仁、望月慎太郎、添田豪監督。写真:スマッシュ編集部

ファイナル進出に挑むデ杯日本代表チーム。左から坂本怜、柚木武、綿貫陽介、西岡良仁、望月慎太郎、添田豪監督。写真:スマッシュ編集部

 男子テニスの国別対抗戦「2025デビスカップ(デ杯)・ファイナル予選2回戦」日本対ドイツが、9月12日(金)、13日(土)の2日間にわたり東京・有明コロシアム(室内ハードコート)で行なわれる。対戦に先立ち、11日(木)に組み合わせ抽選が行なわれ、シングルスおよびダブルスのカードが決定。両国の監督と代表選手の会見も行なわれた。

 デ杯は“テニスのワールドカップ”と称される団体戦で、ファイナル予選1、2回戦を勝ち抜いた7カ国と、前年王者のイタリアを加えた計8カ国が、11月の最終決戦「ファイナル8」(イタリア・ボローニャ)に出場できる。日本は2月に行なわれたファイナル予選1回戦でイギリスを破り、ドイツとの2回戦に進出。6年ぶりのファイナル進出まであと1勝に迫っている。

 雌雄を決するドイツ戦、最上位ランカーの錦織圭(93位)が直前にチームを離脱した日本は、シングルスNo.1に望月慎太郎(104位)、シングルスNo.2に西岡良仁(153位)を起用。抽選の結果、初日のシングルスはまず西岡とドイツNo.1のヤン-レナード・ストルフ(98位)が、続いて望月とドイツNo.2のヤニック・ハンフマン(135位)が対戦。

 2日目は、綿貫陽介(複897位)/柚木武(複114位)対ケビン・クラビーツ(複12位)/ティム・プッツ(複13位)のダブルスを実施後、シングルスの組み合わせを入れ替えてNo.1同士、No.2同士が対戦する。5試合のうち先に3勝した国が勝者となり、ファイナル8へ進出、敗れると来年のファイナル予選1回戦に回ることになる。
 
 日本の添田豪監督は「どの試合もランキング的にも、実力的にもいい試合になる。1ポイント1ポイント、先のことを考えずにみんなで取っていく。“チーム”として戦っていきたい」とコメント。

 錦織の欠場については「正直、残念ではある。でも代わりに坂本(怜)が入り、みんなを勢いづけてくれると思うし、テニスも成長しているので、戦力的にどうとか心配していない」と前向きだ。

 初めてNo.1を務める望月は「デ杯で試合をできるのは光栄。やるべきことをやり、全力を出してチームに貢献したい」と意気込む。ここまで日本を導いてきた西岡も「若手が育ってきて、いいエネルギーを持ったメンバーになっている。しっかりと力を出し切って、そこに結果が付いてくることを期待しながら、チームとして頑張りたい」と“チーム力”で戦う気概を示した。

 ドイツの方も、アレクサンダー・ズベレフ(3位)とダニエル・アルトマイヤー(50位)の上位2人が代表を外れ、チーム事情は苦しい。ミヒャエル・コールマン監督は「非常に接戦になると思う。ランキングが似ている2つのチームなので、ちょっとしたことで勝敗が決まるだろう」と覚悟を決めている。

 ダブルスではドイツが優位に立つが、シングルスはほぼ互角。世界の8強に向け、日本のチャレンジが始まる。
 
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