男子テニスの国別対抗戦「2025デビスカップ(デ杯)」ファイナル予選1回戦の日本対イギリス戦は1月31日にブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市)で開幕。日本は西岡良仁(世界ランク67位)と錦織圭(70位)の2本柱でシングルスに臨み、西岡が快勝したものの錦織はストレートで敗れ、1勝1敗で初日を終えた。
デ杯は“テニスのワールドカップ”と称される団体戦。ファイナル予選1回戦には26カ国が出場し、勝利国は2回戦に進出、それに勝つと11月の「ファイナル8」の出場権を得られる。試合は2日がかりで、初日にシングルス2試合(両国のNo.1対No.2)、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(No.1同士、No.2同士)を行ない、先に3勝した国が勝ちとなる。
第1試合に登場した西岡は、129位のビリー・ハリスと対戦。193センチの長身から繰り出すサービスやパワフルなストロークを武器にする選手だ。立ち上がりの西岡は自身の1stサービスの入りに苦しんだこともあり、押されるケースが目立った。第2ゲームで2本のダブルフォールトを犯してサービスダウン。「出だしは緊張があった。相手のいいショットが入ってきて、硬くなっていた」と振り返る。
しかし徐々に硬さの取れてきた西岡が、コースや回転を変えたボールで揺さぶりをかけると、ハリスは崩れる。「途中から向こうが硬くなり、サーブが入らなくなった」のを見てとった西岡は、第6ゲームで渾身のフォアのウイナーを決めてブレーク。第12ゲームでもハリスのサービスを読み切ってリターンを叩き、値千金のブレークで7-5と第1セットを奪った。
第2セットは西岡の独壇場。「彼は後半落ちていった」と西岡が言うように、ハリスのミスが目に見えて増えるのを尻目に、西岡は狙いすましたショットをコーナーに自在に打ち込み、一気に5-0とリード。結局ハリスに1つしかサービスキープを許さず、6-1で勝利まで突き進んだ。
「デ杯の緊張感の中で戦う経験の差が、かなり大きく出たと思う」と語った西岡。失速する相手とは対照的に、西岡は「中盤から終盤で、自分なりにどうすれば勝てるかわかってきた」と安定したプレーを見せた。近年、錦織に代わってエースを務めてきた西岡にとって、その経験値が大きな財産になっていること示した試合だった。
デ杯は“テニスのワールドカップ”と称される団体戦。ファイナル予選1回戦には26カ国が出場し、勝利国は2回戦に進出、それに勝つと11月の「ファイナル8」の出場権を得られる。試合は2日がかりで、初日にシングルス2試合(両国のNo.1対No.2)、2日目にダブルス1試合とシングルス2試合(No.1同士、No.2同士)を行ない、先に3勝した国が勝ちとなる。
第1試合に登場した西岡は、129位のビリー・ハリスと対戦。193センチの長身から繰り出すサービスやパワフルなストロークを武器にする選手だ。立ち上がりの西岡は自身の1stサービスの入りに苦しんだこともあり、押されるケースが目立った。第2ゲームで2本のダブルフォールトを犯してサービスダウン。「出だしは緊張があった。相手のいいショットが入ってきて、硬くなっていた」と振り返る。
しかし徐々に硬さの取れてきた西岡が、コースや回転を変えたボールで揺さぶりをかけると、ハリスは崩れる。「途中から向こうが硬くなり、サーブが入らなくなった」のを見てとった西岡は、第6ゲームで渾身のフォアのウイナーを決めてブレーク。第12ゲームでもハリスのサービスを読み切ってリターンを叩き、値千金のブレークで7-5と第1セットを奪った。
第2セットは西岡の独壇場。「彼は後半落ちていった」と西岡が言うように、ハリスのミスが目に見えて増えるのを尻目に、西岡は狙いすましたショットをコーナーに自在に打ち込み、一気に5-0とリード。結局ハリスに1つしかサービスキープを許さず、6-1で勝利まで突き進んだ。
「デ杯の緊張感の中で戦う経験の差が、かなり大きく出たと思う」と語った西岡。失速する相手とは対照的に、西岡は「中盤から終盤で、自分なりにどうすれば勝てるかわかってきた」と安定したプレーを見せた。近年、錦織に代わってエースを務めてきた西岡にとって、その経験値が大きな財産になっていること示した試合だった。