女子テニスの国別対抗戦「2025ビリー・ジーン・キング・カップ(BJK杯)ファイナルズ」(9月16日~21日/中国・深セン/室内ハードコート)に参戦している日本代表は現地18日、初戦の準々決勝で第2シードのイギリスに0勝2敗で敗退。ベスト4進出はならなかった。
本大会は、ファイナル予選を勝ち抜いた日本、イギリス、アメリカ、カザフスタン、スペイン、ウクライナの6カ国に、前年優勝国イタリアと開催国中国を加えた計8カ国によるトーナメント方式で実施。各対戦はシングルス2試合とダブルス1試合(いずれも3セットマッチ)の計3試合で、先に2勝を挙げたチームが勝利となる。
日本女子テニス界のレジェンド杉山愛監督(元シングルス世界8位/同ダブルス1位)率いる日本チームは、内島萌夏(世界単92位)、柴原瑛菜(同164位)、日比野菜緒(同181位)、穂積絵莉(複29位)、青山修子(同38位)の布陣で強豪イギリスへ挑んだ。
第1試合のシングルスに登場した柴原は、23歳の成長株ソナイ・カルタル(同82位)と対戦。立ち上がりは柴原が0-4と苦しいスタートを切り、第6ゲームで一度はブレークを返したものの、第9ゲームでブレークを奪われ第1セットをリードされてしまう。続く第2セットは互いにサービスキープが続く接戦となり、タイブレークへ。しかし最後はカルタルに振り切られ、3-6、6-7(4)で惜しくも敗れた。
0勝1敗となり後がなくなった日本。第2試合には内島が登場し、ケイティ・ボールター(同55位)と対戦した。序盤からボールターの力強いストロークに対応できず、2-1から5ゲームを連取され第1セットを落とす。第2セットも流れを変えられず、わずか1ゲームしか奪えないまま、2-6、1-6のストレートで敗退。これによりトータル0勝2敗となった日本は準々決勝で姿を消すこととなった。
試合後の会見に登場した杉山監督は「私たちにとっては厳しい戦いでした。カルタル選手もボールター選手も素晴らしいプレーをしていました」と振り返り、「全体的には、ここに来られて良かったと思います。トップ8に入ることができて、2年連続で準々決勝に進めたのは悪くない成果です」と大会を総括。来年に向けては「今日の試合でわかった改善点に取り組んで、さらに上を目指したいです」と意気込みを口にした。
なお、日本に勝利したイギリスは準決勝で、カザフスタンを2-1で下したアメリカとの対戦が決定。イギリスが勢いを保てるか、アメリカが力を示すか、注目の一戦となる。
構成●スマッシュ編集部
【動画】日本VSイギリスの「BJK杯」準々決勝ハイライト
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日本女子テニス界のレジェンド杉山愛監督(元シングルス世界8位/同ダブルス1位)率いる日本チームは、内島萌夏(世界単92位)、柴原瑛菜(同164位)、日比野菜緒(同181位)、穂積絵莉(複29位)、青山修子(同38位)の布陣で強豪イギリスへ挑んだ。
第1試合のシングルスに登場した柴原は、23歳の成長株ソナイ・カルタル(同82位)と対戦。立ち上がりは柴原が0-4と苦しいスタートを切り、第6ゲームで一度はブレークを返したものの、第9ゲームでブレークを奪われ第1セットをリードされてしまう。続く第2セットは互いにサービスキープが続く接戦となり、タイブレークへ。しかし最後はカルタルに振り切られ、3-6、6-7(4)で惜しくも敗れた。
0勝1敗となり後がなくなった日本。第2試合には内島が登場し、ケイティ・ボールター(同55位)と対戦した。序盤からボールターの力強いストロークに対応できず、2-1から5ゲームを連取され第1セットを落とす。第2セットも流れを変えられず、わずか1ゲームしか奪えないまま、2-6、1-6のストレートで敗退。これによりトータル0勝2敗となった日本は準々決勝で姿を消すこととなった。
試合後の会見に登場した杉山監督は「私たちにとっては厳しい戦いでした。カルタル選手もボールター選手も素晴らしいプレーをしていました」と振り返り、「全体的には、ここに来られて良かったと思います。トップ8に入ることができて、2年連続で準々決勝に進めたのは悪くない成果です」と大会を総括。来年に向けては「今日の試合でわかった改善点に取り組んで、さらに上を目指したいです」と意気込みを口にした。
なお、日本に勝利したイギリスは準決勝で、カザフスタンを2-1で下したアメリカとの対戦が決定。イギリスが勢いを保てるか、アメリカが力を示すか、注目の一戦となる。
構成●スマッシュ編集部
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