女子テニス世界ランキング1位に君臨するアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/27歳)と、2022年のウインブルドンで初の四大大会シングルス決勝進出を果たした男子元13位のニック・キリオス(オーストラリア/30歳/現652位)が対決する男女対抗のエキジビションマッチ「Battle Of The Sexes(バトル・オブ・ザ・セクシーズ)」が、オフシーズン中の12月28日に中東のアラブ首長国連邦で開催されることが決まった。
両者は同国の中心都市であるドバイの最新商業エリア「シティウォーク」に所在する多目的会場「コカ・コーラ・アリーナ」(ハードコート)で相まみえる予定。当初は中国・香港での開催が有力視されていたが、誤報だったようだ。
「Battle Of The Sexes」と呼ばれたビッグイベントは過去3例あるが、うち最も有名なのは1973年9月に米テキサス州で行なわれたビリー・ジーン・キング(アメリカ/女子元1位)対ボビー・リッグス(アメリカ/男子元1位)戦だ。当時55歳だったリッグスは「どの女子選手にも勝てる」と豪語したが、テレビでも生中継されたこの試合はキングが勝利した。
またその4カ月前にはカリフォルニア州でリッグス対マーガレット・コート(オーストラリア/女子元1位)戦、92年9月にはラスベガスでジミー・コナーズ(アメリカ/男子元1位)対マルチナ・ナブラチロワ(チェコ/女子元1位)戦が行なわれている。
史上4度目の同エキジビション開催に先駆け、ドバイで休暇を過ごすこともあるサバレンカはプレスリリースで次のように喜びを語っている。
「私はビリー・ジーン・キングの功績、そして彼女が女子テニスにもたらしたものに対して、大きな尊敬の念を抱いています。今回の“現代版バトル・オブ・ザ・セクシーズ”の一員になれることを誇りに思います。
ドバイは私の“ホームグラウンド”で、この街は大規模かつエンターテインメント性のあるイベントを愛しています。私はニックの才能をとても尊敬していますが、手加減するつもりはありません。ベストを尽くす準備はできています。コカ・コーラ・アリーナのコートで、ファンの皆さんに圧巻のショーをお見せするのが待ち切れません」
一方のキリオスは今年3月の「マイアミ・オープン」(ATP1000)1回戦をケガで途中棄権して以降ツアーを離脱。先日には来年1月に母国で開かれる四大大会「全豪オープン」がキャリア最後の試合になる可能性を示唆していた。
ケガの状態については「ほぼ毎日トレーニングと練習はしている。公式戦に出ていないだけだ」と、順調な回復をアピールしていたキリオス。「Battle Of The Sexes」に向けては英『EXPRESS』などを通じ、サバレンカのコメントに応じるようにこう話している。
「世界1位から挑まれたら、当然応じるものだろ? アリーナには大きな敬意を抱いている。彼女は力強いプレーをする真のチャンピオンだ。だが俺は逃げたことは一度もない。ただプレーするためではなく、“魅せる”ためにやる。それこそが俺の生きがいさ」
今回はスポーツ・エンターテインメント企業であるTLiveと共同創設パートナーのIM8が主催。現時点では両者の出演料は公表されていない。
文●中村光佑
【画像】サバレンカ、キリオスがインスタグラムに投稿した「Battle Of The Sexes」のポスター
【関連記事】サバレンカの年間ランク1位が決定! 2年連続の快挙に「自分がどれほど安定しているかを物語っている」と自賛<SMASH>
【関連記事】「全豪オープンでもう一度別れを告げる」ケガでの離脱が続くキリオスが再び引退を示唆。「もう手術を受けたくない」<SMASH>
両者は同国の中心都市であるドバイの最新商業エリア「シティウォーク」に所在する多目的会場「コカ・コーラ・アリーナ」(ハードコート)で相まみえる予定。当初は中国・香港での開催が有力視されていたが、誤報だったようだ。
「Battle Of The Sexes」と呼ばれたビッグイベントは過去3例あるが、うち最も有名なのは1973年9月に米テキサス州で行なわれたビリー・ジーン・キング(アメリカ/女子元1位)対ボビー・リッグス(アメリカ/男子元1位)戦だ。当時55歳だったリッグスは「どの女子選手にも勝てる」と豪語したが、テレビでも生中継されたこの試合はキングが勝利した。
またその4カ月前にはカリフォルニア州でリッグス対マーガレット・コート(オーストラリア/女子元1位)戦、92年9月にはラスベガスでジミー・コナーズ(アメリカ/男子元1位)対マルチナ・ナブラチロワ(チェコ/女子元1位)戦が行なわれている。
史上4度目の同エキジビション開催に先駆け、ドバイで休暇を過ごすこともあるサバレンカはプレスリリースで次のように喜びを語っている。
「私はビリー・ジーン・キングの功績、そして彼女が女子テニスにもたらしたものに対して、大きな尊敬の念を抱いています。今回の“現代版バトル・オブ・ザ・セクシーズ”の一員になれることを誇りに思います。
ドバイは私の“ホームグラウンド”で、この街は大規模かつエンターテインメント性のあるイベントを愛しています。私はニックの才能をとても尊敬していますが、手加減するつもりはありません。ベストを尽くす準備はできています。コカ・コーラ・アリーナのコートで、ファンの皆さんに圧巻のショーをお見せするのが待ち切れません」
一方のキリオスは今年3月の「マイアミ・オープン」(ATP1000)1回戦をケガで途中棄権して以降ツアーを離脱。先日には来年1月に母国で開かれる四大大会「全豪オープン」がキャリア最後の試合になる可能性を示唆していた。
ケガの状態については「ほぼ毎日トレーニングと練習はしている。公式戦に出ていないだけだ」と、順調な回復をアピールしていたキリオス。「Battle Of The Sexes」に向けては英『EXPRESS』などを通じ、サバレンカのコメントに応じるようにこう話している。
「世界1位から挑まれたら、当然応じるものだろ? アリーナには大きな敬意を抱いている。彼女は力強いプレーをする真のチャンピオンだ。だが俺は逃げたことは一度もない。ただプレーするためではなく、“魅せる”ためにやる。それこそが俺の生きがいさ」
今回はスポーツ・エンターテインメント企業であるTLiveと共同創設パートナーのIM8が主催。現時点では両者の出演料は公表されていない。
文●中村光佑
【画像】サバレンカ、キリオスがインスタグラムに投稿した「Battle Of The Sexes」のポスター
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