女子テニスシーズン最終戦「WTAファイナルズ・リヤド」(11月1日~8日/サウジアラビア・リヤド/室内ハードコート/FIN)は現地5日にグループリーグ第3戦を実施。2023年の覇者であり世界ランキング2位のイガ・シフィオンテク(ポーランド)が、4位のアマンダ・アニシモワ(アメリカ)に7-6(3)、4-6、2-6で敗れ、2年ぶりの準決勝進出を逃した。
年間成績上位8名だけが出場できる同大会。今年は4名ずつがセレナ・ウィリアムズグループとシュテフィ・グラフグループに分かれてラウンドロビン(総当たり戦の予選)を戦い、各グループの上位2名が準決勝に進出する。
今回シフィオンテクとアニシモワが入ったセレナ・ウィリアムズグループでは、すでにエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/現6位)が3連勝で準決勝進出を決め、マディソン・キーズ(アメリカ/同7位)は2連敗で予選敗退が確定。その後キーズは残るルバキナとの第3戦を試合前に棄権し、急遽補欠で入ったエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア/同10位)はルバキナに4-6、4-6で敗れた。
シフィオンテクは初戦でキーズに6-1、6-2で快勝したものの、第2戦ではルバキナに6-3、1-6、0-6で敗戦。一方のアニシモワは初戦でルバキナに3-6、1-6で敗れ、第2戦でキーズに4-6、6-3、6-2で勝利していた。よって1勝1敗で並んだ両者のうち勝った方が準決勝進出の残る1枠をつかむ状況となっていた。
シフィオンテクとアニシモワが顔を合わせるのは今回が3度目で、1勝1敗と互角。今年7月のウインブルドン決勝ではシフィオンテクが6-0、6-0で完勝したが、9月の全米オープン準々決勝ではアニシモワが6-4、6-3で雪辱している。
試合は序盤から互いに譲らず、共にブレークなしのままタイブレークに突入。これをシフィオンテクが制して第1セットを先取したが、第2セットは4-5で迎えた第10ゲームでサービスダウンしセットオールに持ち込まれる。そして勝負のファイナルセットではシフィオンテクが2度のブレークを許し、2時間36分で力尽きた。
対アニシモワ2連敗で予選敗退となったシフィオンテクは試合後「最後まで諦めずに戦ったけど、足りなかった。それが悲しい」と落胆の色を隠せず。一方で「自分にできることは全部やったから後悔はない」とも語り、「もっとテニスのレベルを上げなくてはいけないということだと思う」とプレー改善への意欲も示した。
片や勝ったアニシモワは「今日のプレーにはすごく満足している。とにかく冷静さを保てた」と試合内容を振り返り、「ベストなテニスができれば、全力で勝負できると思う」と初優勝への自信を口にした。
なおルバキナとアニシモワの準決勝の相手は、現地6日に実施されるシュテフィ・グラフグループ2試合(予選第3戦)の結果次第となる。現状同グループはアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/同1位)が2勝0敗、ココ・ガウフ(同3位)とジェシカ・ペグラ(同5位/共にアメリカ)が1勝1敗、ジャスミン・パオリーニ(イタリア/同8位)が0勝2敗となっており、サバレンカが準決勝進出に王手をかけている。
文●中村光佑
【動画】WTAファイナルズ・ラウンドロビン、シフィオンテク対アニシモワ戦のハイライト
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年間成績上位8名だけが出場できる同大会。今年は4名ずつがセレナ・ウィリアムズグループとシュテフィ・グラフグループに分かれてラウンドロビン(総当たり戦の予選)を戦い、各グループの上位2名が準決勝に進出する。
今回シフィオンテクとアニシモワが入ったセレナ・ウィリアムズグループでは、すでにエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/現6位)が3連勝で準決勝進出を決め、マディソン・キーズ(アメリカ/同7位)は2連敗で予選敗退が確定。その後キーズは残るルバキナとの第3戦を試合前に棄権し、急遽補欠で入ったエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア/同10位)はルバキナに4-6、4-6で敗れた。
シフィオンテクは初戦でキーズに6-1、6-2で快勝したものの、第2戦ではルバキナに6-3、1-6、0-6で敗戦。一方のアニシモワは初戦でルバキナに3-6、1-6で敗れ、第2戦でキーズに4-6、6-3、6-2で勝利していた。よって1勝1敗で並んだ両者のうち勝った方が準決勝進出の残る1枠をつかむ状況となっていた。
シフィオンテクとアニシモワが顔を合わせるのは今回が3度目で、1勝1敗と互角。今年7月のウインブルドン決勝ではシフィオンテクが6-0、6-0で完勝したが、9月の全米オープン準々決勝ではアニシモワが6-4、6-3で雪辱している。
試合は序盤から互いに譲らず、共にブレークなしのままタイブレークに突入。これをシフィオンテクが制して第1セットを先取したが、第2セットは4-5で迎えた第10ゲームでサービスダウンしセットオールに持ち込まれる。そして勝負のファイナルセットではシフィオンテクが2度のブレークを許し、2時間36分で力尽きた。
対アニシモワ2連敗で予選敗退となったシフィオンテクは試合後「最後まで諦めずに戦ったけど、足りなかった。それが悲しい」と落胆の色を隠せず。一方で「自分にできることは全部やったから後悔はない」とも語り、「もっとテニスのレベルを上げなくてはいけないということだと思う」とプレー改善への意欲も示した。
片や勝ったアニシモワは「今日のプレーにはすごく満足している。とにかく冷静さを保てた」と試合内容を振り返り、「ベストなテニスができれば、全力で勝負できると思う」と初優勝への自信を口にした。
なおルバキナとアニシモワの準決勝の相手は、現地6日に実施されるシュテフィ・グラフグループ2試合(予選第3戦)の結果次第となる。現状同グループはアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ/同1位)が2勝0敗、ココ・ガウフ(同3位)とジェシカ・ペグラ(同5位/共にアメリカ)が1勝1敗、ジャスミン・パオリーニ(イタリア/同8位)が0勝2敗となっており、サバレンカが準決勝進出に王手をかけている。
文●中村光佑
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