現在開催中の男子テニスシーズン最終戦「Nitto ATPファイナルズ」(11月9日~16日/イタリア・トリノ/室内ハードコート/FIN)に出場している世界ランキング1位のカルロス・アルカラス(スペイン)が予選リーグ3連勝を挙げ、2022年以来3年ぶり2度目の年間1位獲得が確定した。
今季ここまでツアー8勝を挙げている22歳のアルカラスは、9月の全米オープン(アメリカ・ニューヨーク/ハード)で四大大会6勝目を飾り、約2年ぶりに王座に復帰。しかしその後、10月の「エルステ・バンク・オープン」(オーストリア・ウィーン/ATP500)と「ロレックス・パリ・マスターズ」(フランス・パリ/ATP1000)で連続優勝を飾ったヤニック・シナー(イタリア/同2位)に1位奪還を許した。そして今週は再びアルカラスが世界1位の座を取り戻している。
抜きつ抜かれつのつばぜり合いを演じる2人だが、今回のファイナルズではシナーが昨年の全勝優勝分のポイントを失う。これによりアルカラスが予選リーグを3戦全勝すれば、年間1位が確定する状況となっていた。
今大会のアルカラスはラウンドロビン(総当たりの予選/RR)のジミー・コナーズ・グループ初戦でアレックス・デミノー(オーストラリア/現7位)を7-6(5), 6-2で下すと、第2戦ではテイラー・フリッツ(アメリカ/同4位)に6-7(2)、7-5、6-3と2時間48分の熱戦の末に見事な逆転勝ち。そして現地13日に実施された第3戦では地元イタリアのロレンツォ・ムゼッティ(9位)に6-4,6-1で快勝し、シナーとの王座争いに終止符を打った。
試合後、アルカラスはATP(男子プロテニス協会)公式サイトを通じ、宿命のライバルを抑えて年間1位に輝いた喜びを次のように語っている。
「年初はヤニックが出場したほとんどの大会で優勝していたから、1位なんてとても遠くにあるもののように感じていた。でもシーズン中盤からは、チャンスだと思ったから、ナンバーワンを目指すという目標を自分に課した。いくつもの大会で素晴らしいテニスを続けられたことでヤニックに近づき、シーズン終盤の数大会では、頂点をかけて彼と真っ向勝負をして、こうしてそれを勝ち取ることができた。年間1位を目標にしていたから、僕にとっては非常に大きな意味を持つ、最高の結果だ」
この結果アルカラスは予選リーグ1位通過並びに23年以来2年ぶり2度目のファイナルズベスト4進出も確定。現地15日に予定されている準決勝では、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)とフェリックス・オジェ-アリアシム(カナダ/同8位)によるビヨン・ボルグ・グループ第3戦の勝者と対戦する。
文●中村光佑
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試合後、アルカラスはATP(男子プロテニス協会)公式サイトを通じ、宿命のライバルを抑えて年間1位に輝いた喜びを次のように語っている。
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文●中村光佑
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