海外テニス

「レベルの差はそれほどない」ボルグの息子レオがチャレンジャーツアー初参戦。父との比較についても語る

スマッシュ編集部

2020.02.21

80年ウインブルドン選手権の際のビヨン・ボルグ。写真=スマッシュ写真部

 元世界No.1でテニス殿堂入りプレーヤーのビヨン・ボルグ。その息子であるレオ・ボルグが、イタリアで行なわれたベルガモ・チャレンジャーでプロデビューを果たした。

 16歳のレオは現在ジュニアランキング103位。今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)での出場で、元ジュニアNo.1の18歳、ツェン・チュンシン(台湾)に3-6、1-6で敗れ、ほろ苦いプロ初戦となった。

 ATPチャレンジャーツアー公式サイトでは、彼の試合後のインタビューを掲載。これによると、初参戦となったプロツアーについて「レベルの差はそれほどない」と感じたと言うレオは「とても前向きな経験だった。プレーを楽しんだよ」と語った。
 
 伝説的プレーヤーの息子がプロデビューするとあって、地元メディアは大注目。記者会見にも多くのジャーナリストが詰めかけたが、レオはこういった周囲の過剰な注目をシャットアウトしているようだ。自分の試合と、自分のコントロールできる範囲のことだけに集中しているという。

 やはり父と比較されることが多くなってしまうが、このことについて「最初はそういったことにうまく対処できなかった。でも今はもう大丈夫」とした。また、今回は「気が散るから」という理由で帯同していない父からは「その瞬間を楽しんで、勝ち負けは気にしないように」との助言を受けたという。

 気になる今後のプランについては「今年は様々なレベルの大会でプレーすることになると思う。ジュニアツアーにも戻るが、チャレンジャーやITFトーナメントでもプレーして、ポイントを獲得したい」と語った。

 レオは来週、フランスのポーで行なわれるチャレンジャー大会出場する予定だ。

構成●スマッシュ編集部
NEXT
PAGE
【写真】父親そっくり!レオ・ボルグの写真付き記事はこちら