男子テニスツアー「デルレイビーチ・オープン」(アメリカ・フロリダ)は、21日(日本時間22日未明)にシングルス準々決勝が行なわれ、西岡良仁(ミキハウス)がブランドン・ナカシマ(アメリカ)を3-6、7-6(5)、6-4のフルセットの末に下してベスト4進出を決めた。
西岡の対戦相手ナカシマは、主催者推薦での出場ながら2試合を戦って失セットゼロと勢いのある18歳。今大会ではその才能に惚れ込んだというオーストラリアの名手パット・キャッシュが臨時コーチとしてサポートする逸材だ。
強風の中で始まった第1セット、西岡は最初のサービスゲームを落とす苦しいスタートを切ると、その悪い流れを引きずりリズムをつかめない。ベースラインよりも前に入って強打してくるナカシマを攻略できず。3-6でセットを失う。
第2セットも18歳とは思えない落ち着いたプレーでポイントを重ねるナカシマに対して、西岡はかろうじてサービスをキープする苦しい展開が続く。そんな嫌な流れを変えたのが6-6で迎えたタイブレークだった。必死にボールに追いつくことでミスを誘いミニブレークを奪ったことで、高精度を誇っていたナカシマのショットが微妙に狂いだし、7-5で西岡が取りきる。
つかんだ流れを西岡は手放さなかった。迎えたファイナルセット、第1ゲームでナカシマのサービスゲームをブレークすると、そこから4ゲームを連取。スコアを5-1とした第7ゲームでは、3度のマッチポイントを逃すものの、続く第9ゲームでサービスをキープして6-4で接戦に終止符を打った。
西岡は今大会の勝ち上がりにより、2017年3月に記録したキャリアハイ(58位)更新を確実にするとともに、今季の目標でもあるオリンピック出場に大きく前進した。23日に行なわれる準決勝では、今年1月のASBクラシック(ニュージーランド)でツアー初優勝を収めている21歳のウーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。
構成●スマッシュ編集部
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西岡の対戦相手ナカシマは、主催者推薦での出場ながら2試合を戦って失セットゼロと勢いのある18歳。今大会ではその才能に惚れ込んだというオーストラリアの名手パット・キャッシュが臨時コーチとしてサポートする逸材だ。
強風の中で始まった第1セット、西岡は最初のサービスゲームを落とす苦しいスタートを切ると、その悪い流れを引きずりリズムをつかめない。ベースラインよりも前に入って強打してくるナカシマを攻略できず。3-6でセットを失う。
第2セットも18歳とは思えない落ち着いたプレーでポイントを重ねるナカシマに対して、西岡はかろうじてサービスをキープする苦しい展開が続く。そんな嫌な流れを変えたのが6-6で迎えたタイブレークだった。必死にボールに追いつくことでミスを誘いミニブレークを奪ったことで、高精度を誇っていたナカシマのショットが微妙に狂いだし、7-5で西岡が取りきる。
つかんだ流れを西岡は手放さなかった。迎えたファイナルセット、第1ゲームでナカシマのサービスゲームをブレークすると、そこから4ゲームを連取。スコアを5-1とした第7ゲームでは、3度のマッチポイントを逃すものの、続く第9ゲームでサービスをキープして6-4で接戦に終止符を打った。
西岡は今大会の勝ち上がりにより、2017年3月に記録したキャリアハイ(58位)更新を確実にするとともに、今季の目標でもあるオリンピック出場に大きく前進した。23日に行なわれる準決勝では、今年1月のASBクラシック(ニュージーランド)でツアー初優勝を収めている21歳のウーゴ・アンベール(フランス)と対戦する。
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