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海外テニス

西岡良仁が再び”ヨッシー”に!プロがテニスの会場内を疾走するリアル・マリオカート!優勝は果たして…?

スマッシュ編集部

2020.02.22

トーナメントに先立ち、「DBOカート」で優勝した西岡(写真は今年の全豪オープン)。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

トーナメントに先立ち、「DBOカート」で優勝した西岡(写真は今年の全豪オープン)。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 現在開催中のテニスATPツアー、デルレイビーチ・オープンで準決勝進出を決めた西岡良仁。今シーズン開幕から好調なテニスを見せており、今回の勝ち上がりで、世界ランキングも2017年以来の自己ベストを更新することが確定した。

 そんな西岡だが、ツアーでは“よっしー”のニックネームで知られている。大会開幕前には、スーパーマリオのキャラクター「ヨッシー」の被り物をしている動画がネットで公開され、反響を集めていた。そして21日(現地時間)に、この動画の本編が大会公式SNSにて公開された。

 その動画では、ヨッシー役の西岡の他に、特徴的な口髭を持つスティーブ・ジョンソン(アメリカ)とジョーダン・トンプソン(オーストラリア)の2人が登場。ジョンソンは「ルイージ」に、トンプソンは「マリオ」にそれぞれ変装し、この3人でリアル“マリオカート”を行なうというのだ。

「DBO(デルレイビーチ・オープン)カート」と題されたこのレースで走行するのは、等間隔にコーンを設置したスラロームコースで、ゴール付近には本家でもお馴染みのバナナのトラップが仕掛けられている。

 最初に挑戦するのは“ルイージ”ジョンソン。スタートダッシュに失敗したのか「遅いぞ!」と文句を言いながら走り始めると、スラロームではコーンをなぎ倒しながらのワイルドな走行。30秒でゴールしたが、コーンに接触したとしてプラス30秒のペナルティが課された。
 
 続いての挑戦は“マリオ”トンプソン。快調な走りを見せるトンプソンは「良い記録が出そうだ」と余裕を見せたが、ゴール直前にバナナを踏んでしまい、思わず「マンマ・ミーア」と頭を抱えた。このバナナペナルティによりプラス15秒が課され、記録は40秒となった。

 最終走者は我らが西岡。どういうわけか彼には、無敵のパワーを得ることができるアイテム『スター』が与えられてのスタート。その甲斐あってか、安定したハンドルさばきで、終始クリーンな走行を見せ、22秒のノーペナルティでゴールした。

 デルレイビーチ・オープンの前哨戦とも言える(?)このレースで見事チャンピオンに輝いた西岡は、レースの感想を問われると「みんな知っているようにヨッシーは一番早いキャラなんだ。それが勝因だね」と満足げな表情でトロフィーを掲げた。この調子で、本命のトーナメントでも優勝を期待したい。

 余談ではあるが、ジョーダン・トンプソン扮する“マリオ”トンプソンは、そのちょび髭から、ツアーではこれ以上ないはまり役だったように思う…。是非とも動画で確認していただきたい。

構成●スマッシュ編集部
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