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国内テニス

新型コロナの影響で、亜細亜・早稲田・筑波のITFツアー“大学シリーズ”がキャンセルに【男子テニス】

スマッシュ編集部

2020.02.27

昨年の筑波大学MEIKEIオープンの表彰式。入賞選手と運営に当たった学生たち。写真:スマッシュ編集部

昨年の筑波大学MEIKEIオープンの表彰式。入賞選手と運営に当たった学生たち。写真:スマッシュ編集部

 日に日に深刻さを増している新型コロナウイルスの感染拡大。2月26日には日本政府が大規模イベントの自粛を要請し、国内のテニス界にも影響が色濃く出ている。3月6日、7日のデビスカップ予選が無観客試合になったのに続き、毎年恒例のITFワールドツアー“春の大学シリーズ”が中止、または延期することが決まった。

「亜細亜大学国際オープン」「早稲田大学インターナショナルオープン」「筑波大学MEIKEIオープン」の3大会は、大会公式サイトやSNSで、期日通りの開催を取りやめることを発表。そのまま中止とするか、延期して開催するかは、今後協議していくという。本来の予定では、亜細亜オープンが3月3日~8日、早稲田オープンが3月10日~15日、筑波オープンが3月24日~29日に本戦が行なわれるはずだった。
 
 大学シリーズは、学生や若手選手にとって「世界への登竜門」として重視されてきた大会。下部ツアーの中でも最もグレードが低い賞金総額15000ドルクラスだが、逆にATPポイントがなくても予選や予選ワイルドカード大会に挑戦するチャンスがあり、2007年の創設以来、杉田祐一や伊藤竜馬、内山靖崇など、多くの選手がここから羽ばたいていった。本戦のキャンセルにより、その前に組まれていた予選や予選WC大会も中止となる。

 また、大会は大学のコートや施設を使い、大学生みずからが運営に当たるのが大きな特徴。競技を取り仕切るだけでなく、選手やメディアの対応、マネージメント、宣伝、イベント企画、グッズ販売など、様々な役割を学生自身がこなすことで、貴重な社会勉強の場にもなっていた。そうした機会がなくなるのも各大学にとっては損失といえ、亜細亜の森稔詞ディレクター、早稲田の石井弥起ディレクターとも、「苦渋の決断」としている。

 なお、ATPチャレンジャーとして慶応義塾大が主催する「横浜慶應チャレンジャー国際トーナメント」の男子大会は、当初2月24日~3月1日に予定していたが、4月13日~19日に日程を変更。3月2日~8日開催の女子大会は、無観客試合で行なうことになった。

構成●スマッシュ編集部

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