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西岡良仁がキャリアハイ更新の48位へジャンプアップ! 五輪出場が大きく近づく|日本男子のテニス世界ランキング

スマッシュ編集部

2020.02.25

自己最高更新&トップ50突破を果たした西岡良仁(今年の全豪オープンより)。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

自己最高更新&トップ50突破を果たした西岡良仁(今年の全豪オープンより)。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 2月24日発表の男子テニス・ATPランキングから、日本人選手の動向をお伝えしよう。

 シングルスでは、西岡良仁が大きな壁を突き破った。前週にデルレイビーチオープン(ATP250)でキャリア2度目のツアー決勝に進出、ライリー・オペルカ(アメリカ)にフルセットで敗れたものの、準優勝の150ポイントを獲得した西岡は、順位を15位上げて48位に到達。自己最高位を更新するとともに、初めてトップ50入りを果たした。

 西岡の過去の最高位は58位で、2017年3月にマークするも、その絶頂期に左ヒザのケガで戦線離脱し、一時は380位までランクを落としていた。復帰後、昨年の9月に58位のタイ記録まで戻したが、それを超えることはできず、ようやくケガから3年を経て記録更新にたどり着いたのだ。西岡は自身のツイッターに「自己ベスト更新、2回めの決勝進出 大きな一歩です」と書き込んだ。

 これで東京オリンピック出場もかなり可能性が高くなってきた。五輪の出場選手は全仏オープン後の6月8日付ランキングで決まるが、過去の五輪では60位以内が出場の大まかな目安になっている。西岡が今後3~5月にプロテクトすべきポイントを見ると、大きいのはインディアンウェルズ16強の90ポイントと全仏2回戦の45ポイントぐらいで、仮にこれを全て失ったとしても60位程度にはとどまる計算。他の大会でコンスタントに成績を残していれば、50位台は確保できそうだ。

 他の選手では、戦線離脱中の錦織圭が1つ下げて31位。ケガをしっかり治して、万全の状態での復帰を待ちたい。日本選手3番目の杉田祐一は2つ上げて81位となっている。

 ダブルスではマクラクラン勉が前週のデルレイビーチオープンで準優勝したが、昨年の同時期にマルセイユ(ATP250)で準優勝しており、ポイントは差し引きゼロで、ランキングキープとなった。また今井慎太郎がカナダのATPチャレンジャーで添田豪と組みベスト4入りし、310位へと大きくランクを上げた。

 なお、16歳のホープ、望月慎太郎がメキシコ・モレロスでATPチャレンジャーに初出場。シングルスは初戦で敗れたがダブルスでは準優勝し、ランクを784位から481位へと急上昇させている。

 以下は日本男子の上位のランキング。
 
◆男子シングルス(日本選手上位15人)
31位(▼1)錦織圭(日清食品)
48位(△15)西岡良仁(ミキハウス)
81位(△2)杉田祐一(三菱電機)
99位(▼3)内山靖崇(北日本物産)
110位(▼6)ダニエル太郎(エイブル)
118位(▼4)添田豪(GODAI)
151位(△1)伊藤竜馬(北日本物産)
217位(▼3)綿貫陽介(日清食品)
229位(▼17)守屋宏紀(北日本物産)
268位(▼3)関口周一(Team REC)
305位(△9)今井慎太郎(イカイ)
326位(▼7)内田海智(富士薬品)
343位(△1)清水悠太(三菱電機)
424位(▼7)野口莉央(明治安田生命)
431位(▼6)越智真(江崎グリコ)

◆男子ダブルス(日本選手上位5人)
48位(――)マクラクラン勉
174位(――)松井俊英(ASIA PARTNERSHIP FUND)
310位(△43)今井慎太郎(イカイ)
393位(▼81)守屋宏紀(北日本物産)

構成●スマッシュ編集部

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