男子テニス元世界ランキング1位で男女を通じて史上最多タイの四大大会シングルス24勝を誇る巨星ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現3位)が、アメリカのカルチャー雑誌『Vanity Fair』のインタビューに回答。その中で現役続行への意欲を示すとともに、今後の目標を明かした。
これまでに101ものツアータイトルを獲得し、2024年パリ五輪では史上最年長での生涯ゴールデンスラム(全四大大会と五輪を制覇)の偉業も達成した38歳のジョコビッチ。現在開催中の「マイアミ・オープン」(3月17日~29日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/ATP1000)は右肩の負傷により欠場したが、今季もここまでは1月の全豪オープン(四大大会)で準優勝、先日の「BNPパリバ・オープン」(ハード/ATP1000)でベスト16と出場2大会ながら年齢を感じさせないプレーを披露した。
そんな彼の今の目標は、23年の全米オープンを最後に遠ざかっているグランドスラム(四大大会)制覇だ。今年の全豪では、その悲願に限りなく近づいた。準決勝で大会2連覇中だったヤニック・シナー(イタリア/現2位)を下して決勝に進出したが、最後はカルロス・アルカラス(スペイン)に敗れ、あと一歩及ばなかった。
だからこそ「少なくともあと1回はグランドスラムで優勝したい」という思いは非常に強い。だが競技を続ける理由は、単に結果や評価を得るためだけではないとジョコビッチは率直に語る。
「テニス界で起きている変化を見ていくことなど、四大大会での優勝以外にもやりたいことはたくさんある。今後のテニス界に何がもたらされるのかは非常に興味があるし、できれば現役を続けながらそれを見届けたい」
さらにレジェンドは、自身の健康管理法を発信する取り組みや子育てにも強い意欲を示す。
「健康やコンディション管理、心身のケアなどの分野で取り組みたいプロジェクトもたくさんある。これらの分野で自分が貢献できることは多いと思う。それに加えて、僕には父親としての夢や計画もある。子どもたちが目標に向かって努力する姿を見守りたいし、家族と共に過ごす時間を大切にしたい」
そして最後には自身の“哲学”を次のように語った。
「私たちにある唯一の時間は“今”だ。私は人生の中で、できるだけ“今”に意識を向けるようにしている。過去はすでに過ぎ去り、未来は予測できない。テニスの美しさは、常に“今”を考えさせてくれるところにある。私はコート外でもできるだけ時間を有効に使うよう心掛けているが、同時にペースを落とすことの大切さも学んだ。時には、やることを絞ることで、より多くのものが生まれることもある」
テニスへの尽きぬ情熱とともに、“今”を大切に歩み続ける38歳。その挑戦は、まだ終わりそうにない。
文●中村光佑
【画像】ジョコビッチとアルカラスによる「2026年全豪オープン」決勝フォトギャラリー
【関連記事】「自分を誇りに思う」敗れたジョコビッチが前を向く理由。38歳がコートで見せた名手の戦いぶり<SMASH>
【関連記事】一緒にゴルフをラウンドしたジョコビッチがアルカラスの腕前に驚嘆! 思わず口にした「君に苦手なことってあるの?」<SMASH>
これまでに101ものツアータイトルを獲得し、2024年パリ五輪では史上最年長での生涯ゴールデンスラム(全四大大会と五輪を制覇)の偉業も達成した38歳のジョコビッチ。現在開催中の「マイアミ・オープン」(3月17日~29日/アメリカ・マイアミ/ハードコート/ATP1000)は右肩の負傷により欠場したが、今季もここまでは1月の全豪オープン(四大大会)で準優勝、先日の「BNPパリバ・オープン」(ハード/ATP1000)でベスト16と出場2大会ながら年齢を感じさせないプレーを披露した。
そんな彼の今の目標は、23年の全米オープンを最後に遠ざかっているグランドスラム(四大大会)制覇だ。今年の全豪では、その悲願に限りなく近づいた。準決勝で大会2連覇中だったヤニック・シナー(イタリア/現2位)を下して決勝に進出したが、最後はカルロス・アルカラス(スペイン)に敗れ、あと一歩及ばなかった。
だからこそ「少なくともあと1回はグランドスラムで優勝したい」という思いは非常に強い。だが競技を続ける理由は、単に結果や評価を得るためだけではないとジョコビッチは率直に語る。
「テニス界で起きている変化を見ていくことなど、四大大会での優勝以外にもやりたいことはたくさんある。今後のテニス界に何がもたらされるのかは非常に興味があるし、できれば現役を続けながらそれを見届けたい」
さらにレジェンドは、自身の健康管理法を発信する取り組みや子育てにも強い意欲を示す。
「健康やコンディション管理、心身のケアなどの分野で取り組みたいプロジェクトもたくさんある。これらの分野で自分が貢献できることは多いと思う。それに加えて、僕には父親としての夢や計画もある。子どもたちが目標に向かって努力する姿を見守りたいし、家族と共に過ごす時間を大切にしたい」
そして最後には自身の“哲学”を次のように語った。
「私たちにある唯一の時間は“今”だ。私は人生の中で、できるだけ“今”に意識を向けるようにしている。過去はすでに過ぎ去り、未来は予測できない。テニスの美しさは、常に“今”を考えさせてくれるところにある。私はコート外でもできるだけ時間を有効に使うよう心掛けているが、同時にペースを落とすことの大切さも学んだ。時には、やることを絞ることで、より多くのものが生まれることもある」
テニスへの尽きぬ情熱とともに、“今”を大切に歩み続ける38歳。その挑戦は、まだ終わりそうにない。
文●中村光佑
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