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海外テニス

「彼にとってシナーは到達不可能な存在のようだ」決勝で完敗のズベレフにナダル叔父が厳しい見解。そもそも「気持ちで負けている」<SMASH>

中村光佑

2026.05.06

マドリードOP決勝でシナーに完敗を喫したズベレフ(左)に対し、トニ・ナダル氏(右)が持論を展開。両者の差は技術だけでなく“気持ち”にもあると指摘した。(C)Getty Images

マドリードOP決勝でシナーに完敗を喫したズベレフ(左)に対し、トニ・ナダル氏(右)が持論を展開。両者の差は技術だけでなく“気持ち”にもあると指摘した。(C)Getty Images

 男子テニス元世界ランキング1位ラファエル・ナダル氏(スペイン/現39歳)の叔父で元コーチのトニ・ナダル氏(スペイン/65歳)が、母国のラジオ番組『Radioestadio Noche』に出演。先日行なわれた男子ツアー公式戦「ムチュア・マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/クレーコート/ATP1000)のシングルスで準優勝に終わった世界ランキング3位のアレクサンダー・ズべレフ(ドイツ)に厳しい言葉を投げかけた。

 マドリードで2度の優勝を誇る29歳のズベレフは今大会に第2シードで出場し、マリアノ・ナボーネ(アルゼンチン/現44位)、テレンス・アトマネ(フランス/同51位)、ヤクブ・メンシク(チェコ/同28位)、フラビオ・コボッリ(イタリア/同12位)、アレクサンダー・ブロックス(ベルギー/同36位)ら実力者を連破して決勝へ進出。しかし最後は過去4勝10敗のシナーに1-6、2-6とわずか57分で完敗し、節目のツアー25勝目はならなかった。

 これでズベレフは2024年の「シンシナティ・オープン」(ハードコート/ATP1000)準決勝からシナーに9連敗。昨年7月にスペイン・マヨルカ島のラファエル・ナダル・アカデミーで、トレーニングセッションを行なったズベレフをおよそ10日間にわたり指導したトニ氏は、今回のマドリード決勝について「試合をする前から結果は見えていた」とし、その根拠を次のように語った。
 
「世界1位と3位の決勝が1時間以内で終わるのは普通のことではないが、結果は予想できていた。以前、私はズベレフに『シナーと(カルロス・)アルカラス(スペイン/現2位)のどちらと対戦したいか?』と尋ねたことがあるが、彼はアルカラスと答えた。どうやらズベレフにとってシナーは到達不可能な存在のようだ。ただ私自身はアルカラスがシナーより劣っているとは思えない」

 トニ氏は、ズベレフがシナーを克服できない背景には、そもそも「気持ちで負けていること」が影響しているとの持論を展開する。事実ズベレフ本人もマドリード出場後、自身とアルカラス、さらに38歳の元王者ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現4位)とシナーとの間には「大きな差がある」と発言しており、同氏の見方には一定の説得力が認められる。

 とはいえ、ズベレフが四大大会初優勝の悲願を達成するには、シナーの壁を乗り越えることが避けて通れない条件となるだろう。約3週間後に開幕する「全仏オープン」(5月24日~6月7日/フランス・パリ)では、その真価が問われることになりそうだ。

文●中村光佑

【動画】ズベレフVSシナーのマドリードOP決勝ハイライト!

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