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海外テニス

激変した芝への対応力!坂本怜が自ら祝う20歳バースデー白星でウインブルドン出場に王手!<SMASH>

内田暁

2026.06.25

3年前は手も足も出なかった芝コートで確かな手ごたえをつかんでいる坂本がウインブルドン本戦出場まであと1勝と迫った(写真は6月中旬のノッティンガムOP)。(C)Getty Images

3年前は手も足も出なかった芝コートで確かな手ごたえをつかんでいる坂本がウインブルドン本戦出場まであと1勝と迫った(写真は6月中旬のノッティンガムOP)。(C)Getty Images

 6月29日に本戦が開幕するテニス四大大会の一つ「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン)。その出場権を掛けた予選の男女2回戦が同24日に行なわれた。

 日本男子勢は、坂本怜(世界ランキング148位)と望月慎太郎(150位)が勝利し25日の予選決勝進出。望月は、電子線審システムがダウンし1時間ほど試合が中断するトラブルがありながらも、6-2、4-6、6-3でゴーティエ・オンクリン(ベルギー/183位)を下した。

 一方、日本女子勢は、本玉真唯(204位)、木下晴結(227位)、日比野菜緒(247位)の3名が2回戦に挑んだが、いずれも敗れて予選決勝進出はならなかった。

「芝でのプレーが、うまくなっている」

 久々に『ローハンプトン』のコートに立った時、坂本は、自身の上達に少し驚いたという。ウインブルドンは四大大会の中で、本戦と予選の会場が異なる唯一の大会。予選開催地であるローハンプトンのナショナルテニスセンターは、ジュニアの国際大会開催地でもある。

 今月24日に20歳の誕生日を迎えた坂本が、この場所で最後にプレーしたのは3年前。まだ17歳の日のことだった。その時を回想し、坂本は「ボールを打ち返せるイメージすらなかった」と言う。芝のコートはバウンドが低く、時にイレギュラーしつつ滑るように球が伸びる。日頃プレーしているハードコートとのあまりの違いに、当時は全く対応できなかったというのだ。
 
 その彼が今回の予選では、低く跳ねるボールの落下点にしっかり入り、腰を落とし低い体勢を保ちつつ、伸びるボールを打ち返す。レフティのアジズ・ドゥガズ(チュニジア/755位)の逃げていくスライスサービスにも鋭く反応し、各セットで1度ずつブレーク。

「以前は相手のサービスも、ボールが低く滑ってくるので反応できなかったけれど、今回はリターンもできている。3年前より成長できているのかな」

 6-4、6-4の快勝で、自ら誕生日を祝った。

 この3年間で坂本は、ジュニアからプロへと立場も変わった。ランキング200位で迎えた今季は「より上のレベルでプレーする」と明言し、3月以降は欧州のATPチャレンジャー(下部大会)やツアーで戦い続けてきた。戦績的にはそこまで目立ったものはないものの、高いレベルに身を置くことで、実力は確実についたのだろう。転戦中に継続しているトレーニングの成果も、一回り大きくなった身体からも見てとれた。
 
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