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海外テニス

5度の決勝敗退を乗り越えてダビドビッチフォキナが悲願のツアー初優勝!「ようやくタイトルを獲得できた。本当に最高の気分」<SMASH>

中村光佑

2026.06.28

母国スペイン開催の「マヨルカ選手権」で悲願のツアー初優勝を果たしたダビドビッチフォキナ。6度目の決勝でついに歓喜の瞬間を迎えた。(C)Getty Images

母国スペイン開催の「マヨルカ選手権」で悲願のツアー初優勝を果たしたダビドビッチフォキナ。6度目の決勝でついに歓喜の瞬間を迎えた。(C)Getty Images

 男子テニスツアーのATP250シリーズ「バンダ・ファーマシューティカルズ・マヨルカ選手権」(6月21日~27日/スペイン・マヨルカ/芝コート)に第2シードで出場した元世界ランキング14位の27歳アレハンドロ・ダビドビッチフォキナ(スペイン/現25位)が、プロ転向7年目にして悲願のツアー初優勝を達成。現地27日に行なわれた決勝でノーシードの22歳イーサン・クイン(アメリカ/同63位)を7-6(4)、6-3で下しての戴冠となった。

 試合後の表彰式で27歳は次のように語った。

「5度のツアー決勝を経て、ようやくタイトルを獲得できました。本当に最高の気分です。母国スペインで迎えた決勝だっただけに、タイブレークでは自分を奮い立たせ、最後まで『今日の試合だけは絶対に勝たなければならない』という気持ちで、全力を尽くしました」

 その上で観客への感謝を示しつつ、こう続けた。「観客の皆さんの声援は本当に素晴らしかったです。私への愛情を感じました。このタイトルを応援してくれた皆さんに捧げたいと思います。今日の自分のプレーには本当に満足しているし、今の気持ちは言葉では表せません」
 
 試合を締めくくったのは、この日6本目となるサービスエース。優勝を決めると、ダビドビッチフォキナは表情を変えることなくネットへ歩み寄り、クインと握手を交わした。しかし直後にはコート上で胸の内に溜め込んでいた感情を解き放つように雄叫びを上げ、特別な瞬間を喜んだ。

 ダビドビッチフォキナは2022年の「モンテカルロ・オープン」(ATP1000)で初のツアー決勝進出を果たすもステファノス・チチパス(ギリシャ/元3位/現88位)に敗れ準優勝。昨季は4度決勝に進んだが、「デルレイビーチ・オープン」(ATP250)ではミオミル・ケツマノビッチ(セルビア/現51位)を相手に2度、「ムバダラ・シティDC・オープン」(ATP500)ではアレックス・デミノー(オーストラリア/同6位)を相手に3度のチャンピオンシップポイントを逃し、“あと一歩の壁”に阻まれ続けてきた。

 しかし、今回は違った。第1セットは5-4のサービング・フォー・ザ・セットを取り切れなかったものの、気持ちを切り替えてタイブレークを制し、先手を取った。続く第2セットは第6ゲームでブレークを奪い、そのままフィニッシュまで駆け抜けた。

 今回の優勝でダビドビッチフォキナは大会後に更新される世界ランキングで2つ順位を上げ、23位に浮上することが確定。一方のクインは初タイトルこそ逃したものの、63位から16ランクアップし、キャリアハイとなる47位を記録することとなった。

文●中村光佑

【動画】ダビドビッチフォキナVSクインの「マヨルカ選手権」決勝ハイライト!

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