男女テニスを通じて史上最多タイの四大大会シングルス24勝を誇る男子元世界ランキング1位の39歳ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現7位)が、アメリカ・ニューヨークで開催されたスポーツイベント「Fanatics Fest NYC」に出演。コメディアンのマルセロ・エルナンデス氏(アメリカ/28歳)とのトークセッションで、現世界1位の24歳ヤニック・シナー(イタリア)との秘話をユーモアたっぷりに明かし、会場の笑いを誘った。
ジョコビッチは、シナーがまだ若手だった頃に練習を共にした際、自身が感じたことを包み隠さず伝えたという。しかしその親切心は結果的に自らを苦しめることになった。
「以前、コートで気づいたことを全部彼に伝えたことがあった。弱点や長所、改善すべき点など全てをね。ところがその後の3年間、彼はウインブルドン(イギリス・ロンドン/芝コート/四大大会)でことごとく僕に勝った。だから、もしかしたら僕はミスを犯したのかもしれないね(笑)」
実際、両者の対戦はジョコビッチから5勝7敗となっており、2023年のデビスカップ(男子国別対抗戦)から昨年のウインブルドン準決勝まで5連敗。今年1月の全豪オープン(ハードコート/四大大会)準決勝では4時間9分の死闘の末にジョコビッチが勝利したものの、先のウインブルドンでは再び準決勝でストレート負けを喫した。
ジョコビッチが冗談交じりに「ミスを犯した」と振り返った背景には、自身が助言を送った若き逸材が、その後飛躍的な成長を遂げた事実がある。現在のシナーは24歳にして四大大会5勝、ツアー通算30勝を挙げており、世界ランキング1位に君臨している。今回のジョークは、結果的にライバルへ“敵に塩を送る”形となったことを自虐的に語る、ジョコビッチらしいウィットに富んだ一幕となった。
文●中村光佑
【画像】ジョコビッチやシナーほか、ウインブルドン2026で躍動した男子トップ選手たちの厳選フォト!
【関連記事】ジョコビッチがシナーにストレート負けでウインブルドン決勝進出ならず。「彼の方が1段階か2段階上だった」とプレーを称賛<SMASH>
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「以前、コートで気づいたことを全部彼に伝えたことがあった。弱点や長所、改善すべき点など全てをね。ところがその後の3年間、彼はウインブルドン(イギリス・ロンドン/芝コート/四大大会)でことごとく僕に勝った。だから、もしかしたら僕はミスを犯したのかもしれないね(笑)」
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