海外テニス

テニス界にも激震。日本も参戦するフェドカップが新型コロナの影響で延期に

スマッシュ編集部

2020.03.12

2月に開催されたフェドカップ予選、日本対スペイン戦での日本代表選手。(C)GettyImages

 国際テニス連盟(ITF)が女子テニスの国別対抗戦フェドカップのファイナルズとプレーオフを、新型コロナウイルスの影響により延期することを発表した。

 フェドカップ・ファイナルズは4月14日から19日にわたりハンガリー・ブダペストで、プレーオフは4月17日と18日に世界8カ所で開催予定で、日本は大阪・ITC靱テニスセンターでウクライナとの対戦が組まれていた。

 ITFはフェドカップの公式サイトにて、「2020年2月上旬から、新型コロナウイルスの世界的な広がりと影響を注視しており、医療や旅行のアドバイザーや国内外の関係当局と協議を続けてきました。ITF理事会、地方組織委員会と慎重に検討し、そしてハンガリー政府による屋内イベントに関する方針の発表を照らし合わせて、とても残念なことですが延期を発表することになりました」と報告した。
 
 フェドカップの出場はオリンピックの出場資格に影響するが、そのことについては、ITFと国際オリンピック委員会(IOC)が協議し対処する方向だと言う。また、2020年ファイナルズとプレーオフの開催日は、後日発表されるとのことだ。

 ITF会長のデビッド・ハガティ氏は、「この決定を下すことは非常に残念ですが、選手、関係者や観客の安全と健康を危険にさらすことはできません。新しい日程は、新型コロナウイルスの状況を見ながら、決定することになります」とコメントした。

 3月6日・7日にはデビスカップ日本対エクアドルが、兵庫県・ブルボンビーンズドームにて無観客試合で開催された。今週開催予定だった、アメリカ・インディアンウェルズの大会は中止になっている。新型コロナウイルスが世界的な広がりを見せている今、ますます中止になる大会が増えていきそうだ。

構成●スマッシュ編集部

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