男子テニスツアー下部大会「プレジデンツ・カップ」(8月10日~16日/カザフスタン・アスタナ/ハードコート/CH50)に出場した日本テニス界期待の21歳、松岡隼(大会時世界ランキング314位)が、現地16日に行なわれた決勝でワイルドカード(主催者推薦)のアジズ・ドゥガズ(チュニジア/同629位)を0-6、6-1、7-6(5)のフルセットで下し、チャレンジャー初優勝を達成。決勝戦後には自身の公式X(@Hayatotenni8810)を更新し、喜びと感謝の言葉を綴った。
ジュニア時代から国内外で実績を積んできた松岡は、2021年に「全日本ジュニア(U-16)」と「MUFG全国ジュニア」の国内2大会で優勝。同年末には元世界24位の西岡良仁(現199位)が創設したジュニア大会「Yoshi's CUP」の第1回大会でも初代王者に輝いた。その後は海外遠征を重ね、ITF世界ジュニアランキングで自己最高17位を記録。四大大会ジュニアの本戦にも出場するなど、国際舞台でも存在感を示した。
24年10月にはプロ転向を果たし、同年12月にはインドネシア・バリで行なわれたITFツアー大会でプロ初タイトルを獲得。25年後半にはATPチャレンジャー大会で準優勝を飾るなどステップアップを遂げ、同年12月の「SBCドリームテニスツアー」では国内の実力者を次々と破って優勝を手にした。
その松岡は今大会に第4シードで参戦。1回戦で松田康希(同451位)、2回戦で熊坂拓哉(同556位)と日本勢2人を破ると、準々決勝では第5シードのサン・ファジン(中国/同324位)、準決勝ではクモユン・スルタノフ(ウズベキスタン/同513位)に勝利して決勝へ駒を進めていた。
迎えた決勝では、昨年4月に自己最高の世界ランキング185位を記録した29歳のドゥガズと対戦。松岡は第1セットを1ゲームも奪えずに落とす苦しい展開となったものの、第2セットに入ってからは一気に立て直し、今度は自身が3度のブレークを奪ってセットオールに持ち込んだ。
勝負のファイナルセットでは互いにサービスゲームを譲らない緊迫した攻防が続く。松岡は第10ゲームで1度はチャンピオンシップポイントを逃したものの、その後のタイブレークを制し、2時間3分で鮮やかな逆転勝ちを収めた。
今回の優勝により、大会後に更新される世界ランキングでは314位からキャリアハイの248位へ浮上することが決まった松岡。試合後にはXへ次のように投稿した。
「本当に勝ちきれて良かったです!!大袈裟かもしれませんが、勝って人生を変えるんだという強い気持ちで、0-6から巻き返すことができました。来年の全豪オープン(2027年1月11日~31日/オーストラリア・メルボルン/ハード/四大大会)予選出場への可能性が広がったこともとても嬉しいです。いつも応援ありがとうございます!!引き続き頑張ります!!」
世界への階段を駆け上がっている21歳。来年1月、メルボルンの舞台でプレーする姿を見られるか。松岡のさらなる躍進に期待したい。
文●中村光佑
【動画】チャレンジャー大会初優勝を飾った松岡がSNSで公開したメッセージと勝利の瞬間
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ジュニア時代から国内外で実績を積んできた松岡は、2021年に「全日本ジュニア(U-16)」と「MUFG全国ジュニア」の国内2大会で優勝。同年末には元世界24位の西岡良仁(現199位)が創設したジュニア大会「Yoshi's CUP」の第1回大会でも初代王者に輝いた。その後は海外遠征を重ね、ITF世界ジュニアランキングで自己最高17位を記録。四大大会ジュニアの本戦にも出場するなど、国際舞台でも存在感を示した。
24年10月にはプロ転向を果たし、同年12月にはインドネシア・バリで行なわれたITFツアー大会でプロ初タイトルを獲得。25年後半にはATPチャレンジャー大会で準優勝を飾るなどステップアップを遂げ、同年12月の「SBCドリームテニスツアー」では国内の実力者を次々と破って優勝を手にした。
その松岡は今大会に第4シードで参戦。1回戦で松田康希(同451位)、2回戦で熊坂拓哉(同556位)と日本勢2人を破ると、準々決勝では第5シードのサン・ファジン(中国/同324位)、準決勝ではクモユン・スルタノフ(ウズベキスタン/同513位)に勝利して決勝へ駒を進めていた。
迎えた決勝では、昨年4月に自己最高の世界ランキング185位を記録した29歳のドゥガズと対戦。松岡は第1セットを1ゲームも奪えずに落とす苦しい展開となったものの、第2セットに入ってからは一気に立て直し、今度は自身が3度のブレークを奪ってセットオールに持ち込んだ。
勝負のファイナルセットでは互いにサービスゲームを譲らない緊迫した攻防が続く。松岡は第10ゲームで1度はチャンピオンシップポイントを逃したものの、その後のタイブレークを制し、2時間3分で鮮やかな逆転勝ちを収めた。
今回の優勝により、大会後に更新される世界ランキングでは314位からキャリアハイの248位へ浮上することが決まった松岡。試合後にはXへ次のように投稿した。
「本当に勝ちきれて良かったです!!大袈裟かもしれませんが、勝って人生を変えるんだという強い気持ちで、0-6から巻き返すことができました。来年の全豪オープン(2027年1月11日~31日/オーストラリア・メルボルン/ハード/四大大会)予選出場への可能性が広がったこともとても嬉しいです。いつも応援ありがとうございます!!引き続き頑張ります!!」
世界への階段を駆け上がっている21歳。来年1月、メルボルンの舞台でプレーする姿を見られるか。松岡のさらなる躍進に期待したい。
文●中村光佑
【動画】チャレンジャー大会初優勝を飾った松岡がSNSで公開したメッセージと勝利の瞬間
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