非常に残念なニュースである。男子テニス世界ランキング1位のヤニック・シナー(イタリア)が8月21日に自身の公式SNSを更新し、今月30日に開幕する今季最後のテニス四大大会「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を右ヒザの負傷により欠場すると発表した。
16日に25歳の誕生日を迎えたシナーは今季、四大大会に次ぐグレードを誇るATPマスターズ1000の最初の5大会を全て制覇。5大会目となった「イタリア国際」(クレーコート)では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現5位)に次ぐ史上2人目の「キャリア・ゴールデン・マスターズ」(マスターズ全9大会制覇)を達成した。また7月の「ウインブルドン」(芝コート)では決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)を下し、大会連覇を果たすとともに四大大会5勝目を飾った。
しかし「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール)と開催中の「シンシナティ・オープン」(アメリカ・シンシナティ)のマスターズ2大会は欠場し、2024年に優勝を経験した全米の出場も断念。今年は1度もプレーしないまま北米ハードコートシリーズを終えることとなった。
伊紙『Corriere della Sera』など複数のメディアで右ヒザの検査を受けたことが報じられていたシナーは、インスタグラムとXで全米欠場の旨をこう綴っている。
「チームや医療スタッフと共に、懸命に回復に取り組んできましたが、今年の全米オープンには出場しないという難しい決断を下すこととなりました。ここ数日は居住地のモンテカルロ(モナコ)で練習に励んでいましたが、右ヒザのケガから回復するには、まだもう少し時間が必要だということがわかりました」
「ニューヨークは僕にとって特別な場所です。だからこそ欠場はとても悲しいですし、残念に思っています。素晴らしいファンの皆さんの前で、あの熱気あふれる雰囲気の中、再びプレーすることを本当に楽しみにしていました」
シナーの欠場により、今大会の優勝争いにも大きな影響が生じそうだ。故障から約4カ月半ぶりに復帰する昨年王者のカルロス・アルカラス(スペイン/現2位)をはじめ、ズベレフやジョコビッチ、さらにはテイラー・フリッツ(アメリカ/同9位)やベン・シェルトン(アメリカ/同6位)らにとっても、タイトル獲得の可能性が大きく広がったと言えるだろう。
中でもジョコビッチは男女を通じて史上最多となる四大大会25勝目、ズベレフは2020年以来2度目の全米決勝進出、そして悲願の初優勝を目指す。またフリッツやシェルトンにとっても、四大大会初制覇の絶好のチャンスとなりそうだ。
一方で、今年は四大大会で近年の男子テニス界を牽引するシナーとアルカラスの直接対決が1度も実現しないこととなった。全豪オープンではシナーが準決勝でジョコビッチに敗れ、全仏オープンとウインブルドンではアルカラスが右手首の負傷により欠場。そして今回も両者が同じ舞台に立つことは叶わず、ファン待望の顔合わせは来季以降に持ち越しとなった。
文●中村光佑
【画像】優勝したシナーをはじめ、ウインブルドン2026で輝いた男子トップ選手たちの厳選フォト!
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16日に25歳の誕生日を迎えたシナーは今季、四大大会に次ぐグレードを誇るATPマスターズ1000の最初の5大会を全て制覇。5大会目となった「イタリア国際」(クレーコート)では、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現5位)に次ぐ史上2人目の「キャリア・ゴールデン・マスターズ」(マスターズ全9大会制覇)を達成した。また7月の「ウインブルドン」(芝コート)では決勝でアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ/同3位)を下し、大会連覇を果たすとともに四大大会5勝目を飾った。
しかし「ナショナルバンク・オープン」(カナダ・モントリオール)と開催中の「シンシナティ・オープン」(アメリカ・シンシナティ)のマスターズ2大会は欠場し、2024年に優勝を経験した全米の出場も断念。今年は1度もプレーしないまま北米ハードコートシリーズを終えることとなった。
伊紙『Corriere della Sera』など複数のメディアで右ヒザの検査を受けたことが報じられていたシナーは、インスタグラムとXで全米欠場の旨をこう綴っている。
「チームや医療スタッフと共に、懸命に回復に取り組んできましたが、今年の全米オープンには出場しないという難しい決断を下すこととなりました。ここ数日は居住地のモンテカルロ(モナコ)で練習に励んでいましたが、右ヒザのケガから回復するには、まだもう少し時間が必要だということがわかりました」
「ニューヨークは僕にとって特別な場所です。だからこそ欠場はとても悲しいですし、残念に思っています。素晴らしいファンの皆さんの前で、あの熱気あふれる雰囲気の中、再びプレーすることを本当に楽しみにしていました」
シナーの欠場により、今大会の優勝争いにも大きな影響が生じそうだ。故障から約4カ月半ぶりに復帰する昨年王者のカルロス・アルカラス(スペイン/現2位)をはじめ、ズベレフやジョコビッチ、さらにはテイラー・フリッツ(アメリカ/同9位)やベン・シェルトン(アメリカ/同6位)らにとっても、タイトル獲得の可能性が大きく広がったと言えるだろう。
中でもジョコビッチは男女を通じて史上最多となる四大大会25勝目、ズベレフは2020年以来2度目の全米決勝進出、そして悲願の初優勝を目指す。またフリッツやシェルトンにとっても、四大大会初制覇の絶好のチャンスとなりそうだ。
一方で、今年は四大大会で近年の男子テニス界を牽引するシナーとアルカラスの直接対決が1度も実現しないこととなった。全豪オープンではシナーが準決勝でジョコビッチに敗れ、全仏オープンとウインブルドンではアルカラスが右手首の負傷により欠場。そして今回も両者が同じ舞台に立つことは叶わず、ファン待望の顔合わせは来季以降に持ち越しとなった。
文●中村光佑
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