既報の通り、今季限りでの現役引退を表明している男子テニス元世界ランキング4位の錦織圭(現477位)が、「全米オープン」のシングルス予選2回戦で第16シードのマイケル・アントニウス(アメリカ/同670位)を6-4、6-4で下し、本戦出場に王手をかけた。
この戦いを受け、日本テニス界レジェンドの松岡修造氏は1回戦に引き続き自身の公式インスタグラム(@shuzo_dekiru)を更新。「錦織圭選手が、リミットを超えた!」と書き出し、熱い独自解説をしている。
まず、錦織が引退した理由の1つが「いつか、リミットがやってくる」だったという同氏。しかし、「今の圭を見ていると、リミットを感じない。いや――『今こそ、リミットを超える時だ!』そう言わんばかりのテニスを見せている」と記し、以下のように続けた。
「今年、引退を決めてから、まず身体を休ませた。そして、一から練習を始め、猛練習を重ね、実戦を経験しながら、自分のテニスを取り戻してきた」
そして「テニスのリミットを超えている。力が抜けた時の圭のテニスは、やはり別次元だ。早いタイミングでボールを捉える。ベースラインから下がらない。相手の時間を奪う。そして、自分からどんどん前へ入っていく。これぞ、錦織圭!そして、身体のリミットも超えている。今では1日3時間以上練習できるほど、身体を追い込めている。何より、怪我への怖さを感じさせない」と称賛している。
第1セット序盤はアントニウスにほとんどポイントを与えず5-1になったものの、5-4まで追い上げられたが、松岡氏が一番「圭は超えている」と感じたのは、ここからだったという。
「『超攻撃圭』から、『じっくり圭』へ」として「無理に決め急がない。ミスを減らし、ラリーを続け、一球一球、相手にじわじわとプレッシャーをかけていく。試合の中で、自分のテニスを変えた。これは、身体に自信がなければできない選択だ。長いラリーになってもいい。長い試合になってもいい。そう思える身体があるからこそ、焦らず、相手を見ながら戦える」と見ている。
しかし、「一番超えているリミットは、『心』だ」として、その理由を「テニスが好き。テニスが楽しい。もっとテニスをしたい。その想いがあるから、身体が苦しくても、思うようなテニスができなくても、自分を超えていける。『もう後だから』ではない。『最後だからこそ、もっとやりたい』僕には、そんなふうに見える」と記した。
なお、予選の決勝では坂本怜と対戦する。
「怜はジュニア合宿に参加していた頃から、錦織圭を見て世界を夢見てきた。そして、目標に掲げてきた。『錦織圭を超える』。圭もまた、怜に世界のテニスを感じてもらいたいと、ジャパンオープンではダブルスを組み、日本テニスの未来へ経験をつないできた」
この一戦を「これは、単なる予選決勝じゃない。日本テニスの『今』と『未来』がぶつかる一戦だ。圭にとっても。怜にとっても。そして、日本テニスにとっても。特別な一戦になる」と注目し、「最高の舞台は、整った。リミットなんて、いらない。圭も!怜も!今こそ、自分を超える時だ!」と、熱く締めくくった。
構成●スマッシュ編集部
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まず、錦織が引退した理由の1つが「いつか、リミットがやってくる」だったという同氏。しかし、「今の圭を見ていると、リミットを感じない。いや――『今こそ、リミットを超える時だ!』そう言わんばかりのテニスを見せている」と記し、以下のように続けた。
「今年、引退を決めてから、まず身体を休ませた。そして、一から練習を始め、猛練習を重ね、実戦を経験しながら、自分のテニスを取り戻してきた」
そして「テニスのリミットを超えている。力が抜けた時の圭のテニスは、やはり別次元だ。早いタイミングでボールを捉える。ベースラインから下がらない。相手の時間を奪う。そして、自分からどんどん前へ入っていく。これぞ、錦織圭!そして、身体のリミットも超えている。今では1日3時間以上練習できるほど、身体を追い込めている。何より、怪我への怖さを感じさせない」と称賛している。
第1セット序盤はアントニウスにほとんどポイントを与えず5-1になったものの、5-4まで追い上げられたが、松岡氏が一番「圭は超えている」と感じたのは、ここからだったという。
「『超攻撃圭』から、『じっくり圭』へ」として「無理に決め急がない。ミスを減らし、ラリーを続け、一球一球、相手にじわじわとプレッシャーをかけていく。試合の中で、自分のテニスを変えた。これは、身体に自信がなければできない選択だ。長いラリーになってもいい。長い試合になってもいい。そう思える身体があるからこそ、焦らず、相手を見ながら戦える」と見ている。
しかし、「一番超えているリミットは、『心』だ」として、その理由を「テニスが好き。テニスが楽しい。もっとテニスをしたい。その想いがあるから、身体が苦しくても、思うようなテニスができなくても、自分を超えていける。『もう後だから』ではない。『最後だからこそ、もっとやりたい』僕には、そんなふうに見える」と記した。
なお、予選の決勝では坂本怜と対戦する。
「怜はジュニア合宿に参加していた頃から、錦織圭を見て世界を夢見てきた。そして、目標に掲げてきた。『錦織圭を超える』。圭もまた、怜に世界のテニスを感じてもらいたいと、ジャパンオープンではダブルスを組み、日本テニスの未来へ経験をつないできた」
この一戦を「これは、単なる予選決勝じゃない。日本テニスの『今』と『未来』がぶつかる一戦だ。圭にとっても。怜にとっても。そして、日本テニスにとっても。特別な一戦になる」と注目し、「最高の舞台は、整った。リミットなんて、いらない。圭も!怜も!今こそ、自分を超える時だ!」と、熱く締めくくった。
構成●スマッシュ編集部
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