男子テニス界の伝説的巨星ロジャー・フェデラー氏(スイス/45歳)が、現地時間8月29日に米ロードアイランド州ニューポートで行なわれた国際テニス殿堂の式典に出席。正式に殿堂入りを果たし、涙ながらに自身のキャリアや家族、ファンへの感謝を語った。
ツアー通算103勝、四大大会シングルス20勝、世界ランキング1位在位310週など、数々の偉業を成し遂げ、2022年9月に現役を退いたフェデラー氏。今年1月には国際テニス殿堂入りが発表され、予定通り晴れの日を迎えた。
この日の式典では、長年フェデラー氏を支えてきた妻で元テニス選手のミルカさんが紹介役を担当。2000年のシドニー五輪で出会ってから共に歩んできた26年間を振り返り、「今夜、私の夫であり、親友であり、そして今、新たに国際テニス殿堂の一員となるロジャーを皆さんに紹介できることを光栄に思います」と送り出した。
壇上に立ったフェデラー氏は、何度も涙で言葉を詰まらせながらスピーチ。「こういう場所に自分がいられるのは、本当に素晴らしいこと。殿堂の中を歩き、このスポーツの歴史に浸る――それは私にとって、かけがえのない意味を持っています」と切り出し、改めてこう続けた。
「私が最も尊敬する偉大なヒーローたちの物語をたどり、自分にもここに居場所があるのだと気付く。そして、本当の意味で初めてその意義の大きさを実感する。これは私の人生において、最も名誉なことの一つです」
また、特に感極まったのは、ミルカさんへの感謝を述べた場面だった。
「ミルカのおかげで、私はテニスにより集中して取り組めるようになり、それ以外の全てのことも楽しめるようになりました。そして彼女は、4人の子どもたちにとって素晴らしい母親であり、私たち家族の人生で不可能と思えることを実現してくれる人でもあります。彼女と私は互いに手を取り合い、共に壁を突き破って進んでいきます。いつもありがとう」
さらにファンに対しても「人々には私たちの試合を見に来る義務なんてありません。ただ純粋に楽しむため、刺激を受けるため、興奮するために会場に足を運んでくれるのです。いつだって別の場所へ行くこともできるのに、彼らはテニスを選び、私たちのプレーを見ることを選んでくれました」と謝意を伝えた。
そして最後は「かつてバーゼル(スイス)の一人の少年にすぎなかった私に、このような素晴らしい栄誉を与えてくださったことに感謝します。そして、テニスを通じて出会い、これまでの旅路を共に歩んでくださった全ての方に感謝しています」と締めくくった。
世界中のファンを魅了し、一時代を築いた"生ける伝説"。涙と笑顔に包まれながら、テニス界屈指のレジェンドはまた一つ、自身の輝かしいキャリアに新たな勲章を加えた。
文●中村光佑
【動画】フェデラーの国際テニス殿堂入りの様子!
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ツアー通算103勝、四大大会シングルス20勝、世界ランキング1位在位310週など、数々の偉業を成し遂げ、2022年9月に現役を退いたフェデラー氏。今年1月には国際テニス殿堂入りが発表され、予定通り晴れの日を迎えた。
この日の式典では、長年フェデラー氏を支えてきた妻で元テニス選手のミルカさんが紹介役を担当。2000年のシドニー五輪で出会ってから共に歩んできた26年間を振り返り、「今夜、私の夫であり、親友であり、そして今、新たに国際テニス殿堂の一員となるロジャーを皆さんに紹介できることを光栄に思います」と送り出した。
壇上に立ったフェデラー氏は、何度も涙で言葉を詰まらせながらスピーチ。「こういう場所に自分がいられるのは、本当に素晴らしいこと。殿堂の中を歩き、このスポーツの歴史に浸る――それは私にとって、かけがえのない意味を持っています」と切り出し、改めてこう続けた。
「私が最も尊敬する偉大なヒーローたちの物語をたどり、自分にもここに居場所があるのだと気付く。そして、本当の意味で初めてその意義の大きさを実感する。これは私の人生において、最も名誉なことの一つです」
また、特に感極まったのは、ミルカさんへの感謝を述べた場面だった。
「ミルカのおかげで、私はテニスにより集中して取り組めるようになり、それ以外の全てのことも楽しめるようになりました。そして彼女は、4人の子どもたちにとって素晴らしい母親であり、私たち家族の人生で不可能と思えることを実現してくれる人でもあります。彼女と私は互いに手を取り合い、共に壁を突き破って進んでいきます。いつもありがとう」
さらにファンに対しても「人々には私たちの試合を見に来る義務なんてありません。ただ純粋に楽しむため、刺激を受けるため、興奮するために会場に足を運んでくれるのです。いつだって別の場所へ行くこともできるのに、彼らはテニスを選び、私たちのプレーを見ることを選んでくれました」と謝意を伝えた。
そして最後は「かつてバーゼル(スイス)の一人の少年にすぎなかった私に、このような素晴らしい栄誉を与えてくださったことに感謝します。そして、テニスを通じて出会い、これまでの旅路を共に歩んでくださった全ての方に感謝しています」と締めくくった。
世界中のファンを魅了し、一時代を築いた"生ける伝説"。涙と笑顔に包まれながら、テニス界屈指のレジェンドはまた一つ、自身の輝かしいキャリアに新たな勲章を加えた。
文●中村光佑
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