男子テニス元世界ランキング1位でこれまでにツアー101勝を誇る39歳ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現5位)が、現地時間8月30日に行なわれた今季最後の四大大会「全米オープン」(8月30日~9月12日/アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)のシングルス1回戦で、ノーシードの25歳マリアノ・ナボーネ(アルゼンチン/同49位)に6-7(5)、7-5、6-4、2-6、1-6で敗れる番狂わせが起きた。
同大会に4年連続20度目の出場となったジョコビッチは、これまでに4度(2011年、15年、18年、23年)のタイトルを獲得。過去19度はいずれも初戦を突破しており、1回戦敗退は今回が初となる。また四大大会の初戦で姿を消すのは、06年の全豪オープン以来、実に20年ぶりとなった。
男女を通じて歴代最多タイの四大大会24勝を誇る39歳だが、この日は試合中に体調不良に見舞われた。第1セットを先取された後に2セットを連取して勝利に王手をかけたものの、第3セットにはコート上で嘔吐。その後は背中や肩を気にする仕草も見せ、第4セットでは薬を服用したが、本来の動きは戻らず2セットオールに。迎えたファイナルセットもわずか1ゲームしか奪えず、4時間36分の激闘の末に力尽きた。
試合後の記者会見でジョコビッチは「今日は最悪の感覚だった」と切り出し、今年に入って繰り返し悩まされている体調面の問題について言及した。
「今年は残念ながら、ほぼ毎試合のように健康面の問題を抱えながらプレーしている。吐き気や嘔吐の症状が出ていて、かなり深刻な状態だ。そうなると全身が崩れていくような感覚になり、ケイレンや痛みまで出てくる。今日は終盤で背中が完全に限界を迎え、肩までダメになって、勝利につなげられなかった」
体調の改善に向けて取り組んではいるものの、現時点では明確な解決策は見つかっていないとのこと。この日は途中棄権も考えたというが、第2、3セットを獲得したことで「もしかしたらチャンスがあるかもしれない」と気持ちを切り替え、「第4、5セットで棄権したくはなかった。とにかく最後まで試合を終えたかった」と振り返った。
一方、最後まで自身を後押ししてくれた観客の声援には「本当に素晴らしかった」と感謝。「今日は身体の状態やプレーしている時の感覚について言えば、本当に楽しめるものではなかった。コート上で過ごしたほぼ全ての瞬間が嫌で仕方なかった」と本音を漏らしつつ、「ファンのみんなが示してくれた愛情や温かさは、本当に心に響いた」と語った。
39歳のレジェンドを悩ませる深刻な体調面の問題。本人も「この状態で自分がどこまでやれるのか」と口にしているだけに、今後への影響が懸念される。
文●中村光佑
【動画】ジョコビッチVSナボーネの「全米オープン」1回戦ハイライト
【画像】ジョコビッチをはじめ、全米オープン2026を戦う男子トップ選手たちの厳選フォト!
【関連記事】元王者ジョコビッチが引退表明の錦織圭を称賛!「対戦した選手の中でも最も才能のある選手の一人だ」<SMASH>
同大会に4年連続20度目の出場となったジョコビッチは、これまでに4度(2011年、15年、18年、23年)のタイトルを獲得。過去19度はいずれも初戦を突破しており、1回戦敗退は今回が初となる。また四大大会の初戦で姿を消すのは、06年の全豪オープン以来、実に20年ぶりとなった。
男女を通じて歴代最多タイの四大大会24勝を誇る39歳だが、この日は試合中に体調不良に見舞われた。第1セットを先取された後に2セットを連取して勝利に王手をかけたものの、第3セットにはコート上で嘔吐。その後は背中や肩を気にする仕草も見せ、第4セットでは薬を服用したが、本来の動きは戻らず2セットオールに。迎えたファイナルセットもわずか1ゲームしか奪えず、4時間36分の激闘の末に力尽きた。
試合後の記者会見でジョコビッチは「今日は最悪の感覚だった」と切り出し、今年に入って繰り返し悩まされている体調面の問題について言及した。
「今年は残念ながら、ほぼ毎試合のように健康面の問題を抱えながらプレーしている。吐き気や嘔吐の症状が出ていて、かなり深刻な状態だ。そうなると全身が崩れていくような感覚になり、ケイレンや痛みまで出てくる。今日は終盤で背中が完全に限界を迎え、肩までダメになって、勝利につなげられなかった」
体調の改善に向けて取り組んではいるものの、現時点では明確な解決策は見つかっていないとのこと。この日は途中棄権も考えたというが、第2、3セットを獲得したことで「もしかしたらチャンスがあるかもしれない」と気持ちを切り替え、「第4、5セットで棄権したくはなかった。とにかく最後まで試合を終えたかった」と振り返った。
一方、最後まで自身を後押ししてくれた観客の声援には「本当に素晴らしかった」と感謝。「今日は身体の状態やプレーしている時の感覚について言えば、本当に楽しめるものではなかった。コート上で過ごしたほぼ全ての瞬間が嫌で仕方なかった」と本音を漏らしつつ、「ファンのみんなが示してくれた愛情や温かさは、本当に心に響いた」と語った。
39歳のレジェンドを悩ませる深刻な体調面の問題。本人も「この状態で自分がどこまでやれるのか」と口にしているだけに、今後への影響が懸念される。
文●中村光佑
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