佳境を迎えているテニス四大大会「全米オープン」は大会11日目の現地9月9日に女子シングルス準々決勝が行なわれ、第2シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン/現世界ランキング2位)が、予選から勝ち上がってきた元4位の実力者ジェン・チンウェン(中国/同121位)を3-6、6-1、6-4で下し、初のベスト4進出を決めた。
第7ゲームから3ゲームを連取されて第1セットを落としたルバキナだったが、第2セットを失ゲーム1に抑えて奪い返すと、ファイナルセットでは4-4の第9ゲームで値千金のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームをきっちりとキープし、2時間14分の熱戦を物にした。
この結果、ルバキナは大会後に更新される世界ランキングでアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)を抜いて自身初の1位に浮上することが確定。1975年にWTA(女子テニス協会)シングルスランキングが導入されて以降、歴代30人目の世界女王であり、カザフスタン人選手が首位に立つのは男女を通じて史上初の快挙となる。
ルバキナは昨季から目覚ましい活躍を続けてきた。5月の「ストラスブール国際」(クレーコート/WTA500)と10月の「寧波オープン」(ハード/WTA500)を制すと、11月のシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(室内ハード/FIN)でも5戦全勝で優勝。今季は1月の「全豪オープン」(ハード)決勝でサバレンカを破って自身2度目の四大大会制覇を果たし、4月の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(クレー/WTA500)でもタイトルを獲得した。
また昨年の全米後からここまでに挙げたツアー62勝は全女子選手で最多。過去52週間ではトップ10選手から16勝を挙げている他、ウイナー1569本、サービスエース394本と2項目でツアー最多の数字をマークするなど、世界1位にふさわしい記録を残している。
ジェン戦後、ルバキナはWTA公式サイトを通じて「世界ランキング1位になることは、幼い頃からずっと夢見てきたことです。私にとって本当に大きな意味があります」と喜びを表現。「この瞬間をとても誇りに思います。ずっと私を支えてくれているチームのみんなに感謝したいですし、この偉業を一緒に祝えることをうれしく思います」と続けた。
一方、世界1位の座を明け渡すサバレンカは2024年10月から99週連続でトップを維持し、通算在位107週は現時点で歴代10位。しかし今季は3月のサンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)を達成して以降は不振にあえいでおり、その間にルバキナが着実にポイント差を縮めたことで、今大会の最終結果を待たずして約2年間にわたる長期政権に終止符が打たれることとなった。
とはいえ、今大会でのルバキナの戦いはまだ終わっていない。全米初優勝まであと2勝。準決勝では同じく四大大会2勝を誇る第4シードの地元勢ココ・ガウフ(アメリカ/同4位)と激突する。
文●中村光佑
【動画】ルバキナがジェンをフルセットで破った「全米オープン」準々決勝ハイライト
【画像】ルバキナ、ジェンはじめ、全米オープン2026を戦う女子トップ選手たちの厳選フォト!
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第7ゲームから3ゲームを連取されて第1セットを落としたルバキナだったが、第2セットを失ゲーム1に抑えて奪い返すと、ファイナルセットでは4-4の第9ゲームで値千金のブレークに成功。サービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームをきっちりとキープし、2時間14分の熱戦を物にした。
この結果、ルバキナは大会後に更新される世界ランキングでアリーナ・サバレンカ(ベラルーシ)を抜いて自身初の1位に浮上することが確定。1975年にWTA(女子テニス協会)シングルスランキングが導入されて以降、歴代30人目の世界女王であり、カザフスタン人選手が首位に立つのは男女を通じて史上初の快挙となる。
ルバキナは昨季から目覚ましい活躍を続けてきた。5月の「ストラスブール国際」(クレーコート/WTA500)と10月の「寧波オープン」(ハード/WTA500)を制すと、11月のシーズン最終戦「WTAファイナルズ」(室内ハード/FIN)でも5戦全勝で優勝。今季は1月の「全豪オープン」(ハード)決勝でサバレンカを破って自身2度目の四大大会制覇を果たし、4月の「ポルシェ・テニス・グランプリ」(クレー/WTA500)でもタイトルを獲得した。
また昨年の全米後からここまでに挙げたツアー62勝は全女子選手で最多。過去52週間ではトップ10選手から16勝を挙げている他、ウイナー1569本、サービスエース394本と2項目でツアー最多の数字をマークするなど、世界1位にふさわしい記録を残している。
ジェン戦後、ルバキナはWTA公式サイトを通じて「世界ランキング1位になることは、幼い頃からずっと夢見てきたことです。私にとって本当に大きな意味があります」と喜びを表現。「この瞬間をとても誇りに思います。ずっと私を支えてくれているチームのみんなに感謝したいですし、この偉業を一緒に祝えることをうれしく思います」と続けた。
一方、世界1位の座を明け渡すサバレンカは2024年10月から99週連続でトップを維持し、通算在位107週は現時点で歴代10位。しかし今季は3月のサンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)を達成して以降は不振にあえいでおり、その間にルバキナが着実にポイント差を縮めたことで、今大会の最終結果を待たずして約2年間にわたる長期政権に終止符が打たれることとなった。
とはいえ、今大会でのルバキナの戦いはまだ終わっていない。全米初優勝まであと2勝。準決勝では同じく四大大会2勝を誇る第4シードの地元勢ココ・ガウフ(アメリカ/同4位)と激突する。
文●中村光佑
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