男子テニス元世界ランキング3位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が、近年のツアーに対する胸中を明かした。ロジャー・フェデラー(スイス)やラファエル・ナダル(スペイン)といった時代を象徴する存在が引退し、テニスとの向き合い方に変化が生じているという。
デンマークメディア『SpilXperten』の取材に応じた35歳のディミトロフは、現役を続けながらも、以前とは異なるツアー生活を送っているようだ。
「率直にお話ししましょう。ここ数年、私はATPツアーから距離を置くようになりました。今もツアーでプレーしていますが、ツアーで何が起きているのかを常に追うことは、以前ほどしなくなりました」
年齢を重ねるなかで、ツアーでの人間関係にも変化を感じているという。
「私の人生はずっとテニスを中心に回ってきました。もちろん、年齢は単なる数字に過ぎません。でも、私たちのスポーツでは、年齢がとても大きな意味を持ちます。それはあらゆる面で感じます。コート上のことだけではなく、全てにおいてです。他の選手たちとの関わりもそうです。今では、ツアーにいる全員の顔を知っているわけではありません。笑い話にすることもできますが、少し寂しいことです」
そしてディミトロフはノバク・ジョコビッチ(セルビア)との会話にも言及した。ジョコビッチは以前、フェデラーとナダルの引退により「自分の一部がテニスから去った」とコメントしている。
「ノバクと同じ気持ちであることは間違いありません。ラファやロジャーがテニス界を去った時、自分の一部もテニスから去ってしまいました。実際にノバクとそのことについて話し合い、あの時代にあった全ての挑戦や困難について語り合いました。どの選手も傷つけるつもりはありませんが、あの時代こそが自分にとって最大の試練だったと思います」
ディミトロフは2017年の全豪オープンで準決勝に進出し、ナダルに敗退。他にもウインブルドン、全米オープンでベスト4に進出しているが、いまだ四大大会のタイトルには届いていない。そんなキャリアを振り返りながら、現在のツアーでは満たされない思いを明かす。
「ただ彼らの後を追いかけることだけが目的だったわけではありません。史上最も手強い3人の選手に挑み、そして彼らを打ち負かすことが目的だったのです。残念ながら、年齢を重ねた今の自分にとって、そうした感覚を味わうことは難しく、本当に残念です」
フェデラー、ナダル、ジョコビッチの“ビッグ3”が長く君臨した時代を戦い抜いてきたディミトロフ。35歳となった現在も現役を続ける一方、近年は負傷にも苦しみ、今年の全仏では予選1回戦で敗れ、2010年以来初めて四大大会の本戦出場を逃した。ウインブルドンではワイルドカードで出場し4回戦に進出。全米では予選を突破したものの初戦で敗れ、現在のランキングは127位となっている。
構成●スマッシュ編集部
【動画】ディミトロフがフェデラーから唯一の勝利を挙げた2019年「全米オープン」準々決勝ハイライト
【画像】あの名シーンも!史上屈指のライバル、フェデラー&ナダルの“若かりし頃”ギャラリー
【関連記事】大胸筋負傷からカムバック! ディミトロフが3カ月ぶりの復帰戦で白星発進「簡単な道のりではなかった」<SMASH>
デンマークメディア『SpilXperten』の取材に応じた35歳のディミトロフは、現役を続けながらも、以前とは異なるツアー生活を送っているようだ。
「率直にお話ししましょう。ここ数年、私はATPツアーから距離を置くようになりました。今もツアーでプレーしていますが、ツアーで何が起きているのかを常に追うことは、以前ほどしなくなりました」
年齢を重ねるなかで、ツアーでの人間関係にも変化を感じているという。
「私の人生はずっとテニスを中心に回ってきました。もちろん、年齢は単なる数字に過ぎません。でも、私たちのスポーツでは、年齢がとても大きな意味を持ちます。それはあらゆる面で感じます。コート上のことだけではなく、全てにおいてです。他の選手たちとの関わりもそうです。今では、ツアーにいる全員の顔を知っているわけではありません。笑い話にすることもできますが、少し寂しいことです」
そしてディミトロフはノバク・ジョコビッチ(セルビア)との会話にも言及した。ジョコビッチは以前、フェデラーとナダルの引退により「自分の一部がテニスから去った」とコメントしている。
「ノバクと同じ気持ちであることは間違いありません。ラファやロジャーがテニス界を去った時、自分の一部もテニスから去ってしまいました。実際にノバクとそのことについて話し合い、あの時代にあった全ての挑戦や困難について語り合いました。どの選手も傷つけるつもりはありませんが、あの時代こそが自分にとって最大の試練だったと思います」
ディミトロフは2017年の全豪オープンで準決勝に進出し、ナダルに敗退。他にもウインブルドン、全米オープンでベスト4に進出しているが、いまだ四大大会のタイトルには届いていない。そんなキャリアを振り返りながら、現在のツアーでは満たされない思いを明かす。
「ただ彼らの後を追いかけることだけが目的だったわけではありません。史上最も手強い3人の選手に挑み、そして彼らを打ち負かすことが目的だったのです。残念ながら、年齢を重ねた今の自分にとって、そうした感覚を味わうことは難しく、本当に残念です」
フェデラー、ナダル、ジョコビッチの“ビッグ3”が長く君臨した時代を戦い抜いてきたディミトロフ。35歳となった現在も現役を続ける一方、近年は負傷にも苦しみ、今年の全仏では予選1回戦で敗れ、2010年以来初めて四大大会の本戦出場を逃した。ウインブルドンではワイルドカードで出場し4回戦に進出。全米では予選を突破したものの初戦で敗れ、現在のランキングは127位となっている。
構成●スマッシュ編集部
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