女子テニス世界ランキング18位のアレクサンドラ・イーラ(フィリピン/21歳)は、愛知県名古屋市の東山公園テニスセンター(ハードコート)で開催される「第20回アジア競技大会」テニス競技への出場を予定している。それにより女子ツアーを管轄するWTA(女子テニス協会)から処分を受ける可能性が取り沙汰されているのは既報の通りだが、この問題について、男子の元トップ選手たちから疑問の声が上がっている。
アジア大会のテニス競技(9月27日~10月3日)は、世界ランキング30位以内の選手に出場義務が課されているWTA1000大会「中国オープン」(9月30日~10月11日/中国・北京/ハード)と日程が重複。母国フィリピンを代表して名古屋でのプレーを選択したイーラは、同大会を欠場した場合、ランキング算定対象となる18大会の1つに「0ポイント」が組み込まれる他、最大1万ドル(約155万円)の罰金を科される可能性がある。
これを受け、フィリピンテニス協会(PHILTA)はWTAに特例措置を申請。近日中にも何らかの決定が下されるとみられる。
そうした中、男子元8位のジョン・イズナー氏、同11位のサム・クエリー氏、同21位のスティーブ・ジョンソン氏(いずれもアメリカ)が、自身らのテニス系ポッドキャスト番組『Nothing Major』でこの問題に言及。イーラの中国オープン欠場が休養目的ではないことを踏まえ、同選手がペナルティーを受ける可能性について相次いで異議を唱えた。
中でもジョンソン氏は「イーラは間違いなくアジア大会に出場すべきだ」と強く主張し、「罰金が科されるなんてことがあったら、とんでもなく愚かなことだ」と厳しく批判。「過去に一部の選手に対して例外を認めなかったことは知っているが、適用されるルールには一貫性がない。こんなことを言うのは心苦しいが、それが現実だ」と続けた。またイズナー氏もランキング面で不利益が生じる以上、「罰金は取り消すべきだ」と同調した。
一方、クエリー氏は異なる視点から持論を展開。アジアで絶大な人気を誇るイーラはWTAにとっても重要な存在であり、大きな影響力を持っていると指摘した。その上で、仮にイーラが処分に不満を抱き、他のアジアツアー大会まで欠場することになれば、WTA側にとっても痛手になり得るとの見方を示した。
「彼ら(WTA)にはスター選手が必要で、イーラはその1人だ。個人競技ではスター選手が大きな影響力を持つ。もし彼女が『罰金を科されるくらいなら、他のアジアツアー大会も欠場する』と反発したらどうなるだろう。彼女はアジアで最大級の注目を集めるスターなのだから」
果たしてWTAはイーラに特例措置を認めるのか。それとも処分を科すのか。アジア大会開幕が目前に迫る中、その判断に改めて注目が集まっている。
文●中村光佑
【画像】イーラをはじめ、全米オープン2026で輝いた女子トップ選手たちの厳選フォト!
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【関連記事】21歳の新鋭イーラがフィリピン人選手として初のツアー優勝を飾る「本当に誇りに思います」<SMASH>
アジア大会のテニス競技(9月27日~10月3日)は、世界ランキング30位以内の選手に出場義務が課されているWTA1000大会「中国オープン」(9月30日~10月11日/中国・北京/ハード)と日程が重複。母国フィリピンを代表して名古屋でのプレーを選択したイーラは、同大会を欠場した場合、ランキング算定対象となる18大会の1つに「0ポイント」が組み込まれる他、最大1万ドル(約155万円)の罰金を科される可能性がある。
これを受け、フィリピンテニス協会(PHILTA)はWTAに特例措置を申請。近日中にも何らかの決定が下されるとみられる。
そうした中、男子元8位のジョン・イズナー氏、同11位のサム・クエリー氏、同21位のスティーブ・ジョンソン氏(いずれもアメリカ)が、自身らのテニス系ポッドキャスト番組『Nothing Major』でこの問題に言及。イーラの中国オープン欠場が休養目的ではないことを踏まえ、同選手がペナルティーを受ける可能性について相次いで異議を唱えた。
中でもジョンソン氏は「イーラは間違いなくアジア大会に出場すべきだ」と強く主張し、「罰金が科されるなんてことがあったら、とんでもなく愚かなことだ」と厳しく批判。「過去に一部の選手に対して例外を認めなかったことは知っているが、適用されるルールには一貫性がない。こんなことを言うのは心苦しいが、それが現実だ」と続けた。またイズナー氏もランキング面で不利益が生じる以上、「罰金は取り消すべきだ」と同調した。
一方、クエリー氏は異なる視点から持論を展開。アジアで絶大な人気を誇るイーラはWTAにとっても重要な存在であり、大きな影響力を持っていると指摘した。その上で、仮にイーラが処分に不満を抱き、他のアジアツアー大会まで欠場することになれば、WTA側にとっても痛手になり得るとの見方を示した。
「彼ら(WTA)にはスター選手が必要で、イーラはその1人だ。個人競技ではスター選手が大きな影響力を持つ。もし彼女が『罰金を科されるくらいなら、他のアジアツアー大会も欠場する』と反発したらどうなるだろう。彼女はアジアで最大級の注目を集めるスターなのだから」
果たしてWTAはイーラに特例措置を認めるのか。それとも処分を科すのか。アジア大会開幕が目前に迫る中、その判断に改めて注目が集まっている。
文●中村光佑
【画像】イーラをはじめ、全米オープン2026で輝いた女子トップ選手たちの厳選フォト!
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