女子テニスツアーのWTA1000シリーズ「中国オープン」(9月30日~10月11日/中国・北京/ハードコート)は大会7日目の現地6日にシングルス4回戦が行なわれ、元世界ランキング1位で第12シードの大坂なおみ(現17位)は、第7シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ/同8位)に5-7、6-1、6-7(7)で惜敗。2時間52分にも及ぶ激闘の末、ベスト16で姿を消した。
28歳の大坂が同大会に出場するのは3年連続6度目で、2019年には優勝を経験。今大会は初戦の2回戦(シード勢は1回戦免除)でノーシードのマリア・ティモフェーワ(ウズベキスタン/同68位)に6-3、3-6、6-3で競り勝つと、続く3回戦では第20シードのサラ・ベジレック(チェコ/同29位)を7-6(4)、6-4で下し、16強入りを果たしていた。
4回戦では今年7月のウインブルドンでキャリア2度目の四大大会決勝進出を果たした30歳の難敵ムチョバと対戦。両者の対戦成績は大坂の3勝4敗で、今季は2戦2敗と分が悪い。今回は大坂が2度のブレークを奪って4-1とリードするも、そこからムチョバに逆転を許して第1セットを落とす。
それでも第2セットでは大坂が立て直す。ファーストサービスで70%と高いポイント獲得率を記録し、自身のサービスゲームでは1度もブレークを許さず。リターンゲームでは再び2度のブレークを奪い、1セットオールに持ち込んだ。
勝負のファイナルセット、大坂は先にブレークしたものの第6ゲームでブレークバックされ追いつかれる。その後、4-5で迎えた第10ゲームでは5本のマッチポイントを握られながらも凌ぎ、土壇場で踏みとどまった。
そして迎えたタイブレーク、大坂はさらに3度のマッチポイントをセーブしたが、最後はムチョバが見事なバックボレーを決めて勝負あり。驚異の粘りを見せた大坂だったが、最後は力尽きた。
勝ったムチョバはオンコートインタビューで「正直、試合を終わらせられないのではないかと思った」と告白。終盤は「もはやマッチポイントが何回あったのかもわからず、震えていた」と極度の緊張状態にあったことも明かした。
その上でムチョバは大坂の奮闘をこう称えた。「最後のボレーを決められてうれしい。本当に紙一重の試合だったし、勝者がナオミでもおかしくなかった」
あと一歩及ばなかった大坂だが、この日は何度も絶体絶命の状況を切り抜け、最後まで食らいついた。悔しさを糧に、今後さらなる活躍を見せてくれることを期待したい。
文●中村光佑
【動画】大坂なおみがムチョバにフルセットで敗れた「中国オープン」4回戦ハイライト
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28歳の大坂が同大会に出場するのは3年連続6度目で、2019年には優勝を経験。今大会は初戦の2回戦(シード勢は1回戦免除)でノーシードのマリア・ティモフェーワ(ウズベキスタン/同68位)に6-3、3-6、6-3で競り勝つと、続く3回戦では第20シードのサラ・ベジレック(チェコ/同29位)を7-6(4)、6-4で下し、16強入りを果たしていた。
4回戦では今年7月のウインブルドンでキャリア2度目の四大大会決勝進出を果たした30歳の難敵ムチョバと対戦。両者の対戦成績は大坂の3勝4敗で、今季は2戦2敗と分が悪い。今回は大坂が2度のブレークを奪って4-1とリードするも、そこからムチョバに逆転を許して第1セットを落とす。
それでも第2セットでは大坂が立て直す。ファーストサービスで70%と高いポイント獲得率を記録し、自身のサービスゲームでは1度もブレークを許さず。リターンゲームでは再び2度のブレークを奪い、1セットオールに持ち込んだ。
勝負のファイナルセット、大坂は先にブレークしたものの第6ゲームでブレークバックされ追いつかれる。その後、4-5で迎えた第10ゲームでは5本のマッチポイントを握られながらも凌ぎ、土壇場で踏みとどまった。
そして迎えたタイブレーク、大坂はさらに3度のマッチポイントをセーブしたが、最後はムチョバが見事なバックボレーを決めて勝負あり。驚異の粘りを見せた大坂だったが、最後は力尽きた。
勝ったムチョバはオンコートインタビューで「正直、試合を終わらせられないのではないかと思った」と告白。終盤は「もはやマッチポイントが何回あったのかもわからず、震えていた」と極度の緊張状態にあったことも明かした。
その上でムチョバは大坂の奮闘をこう称えた。「最後のボレーを決められてうれしい。本当に紙一重の試合だったし、勝者がナオミでもおかしくなかった」
あと一歩及ばなかった大坂だが、この日は何度も絶体絶命の状況を切り抜け、最後まで食らいついた。悔しさを糧に、今後さらなる活躍を見せてくれることを期待したい。
文●中村光佑
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