イギリスのレジェンド、ティム・ヘンマンが、同郷のアンディ・マリーの復帰について語った。
臀部の負傷ため、2019年11月のデビスカップ・ファイナル以降、公式戦に出場していないマリー。グランドスラム優勝を3度経験した32歳は、今月下旬に開催されるマイアミ・オープンでの復帰に向けて調整していた。だが、残念ながら新型コロナウイルス流行の影響で6週間の大会中止が発表されたため、復帰戦はもう少し先のこととなる。
また、復帰したとしても、かつて肩を並べたロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチらビッグ3に追いつくことは簡単ではないだろう。現在の男子テニスツアーはまさに群雄割拠の時代。ビッグ3の他にも、ステファノス・チチパス、ダニール・メドベージェフ、アレクサンダー・ズベレフといった強力な若手選手とも競わなくてはならない。
マリーをよく知るヘンマンは、「グラスゴー・タイムズ」のインタビューで、彼がそのような強敵と対等に戦うにはまだ早いだろうと語った。
「まだ充分な時間が経過していない。彼は32歳で、もう若いとは言えない。時が味方してくれることはないんだ」
とはいえ、まだまだツアーで活躍できる存在であることは否定しない。
「昨年のアントワープ大会での優勝は素晴らしい成果だった。彼ならツアーに戻って、あの時よりもさらにいいプレーを見せてくれるだろう。
確かに、グランドスラムで5セットマッチを7回勝ち上るのは非常に難しいことだ。でも、これまでずっとアンディーを見てきた僕からすれば、『無理だ』という人々が間違っていることを、彼なら証明してくれると思う」
SNSなどで、積極的にトレーニングの様子を公開しているマリー。それらの動画から察するに、ツアー復帰に向けて順調に準備を進めているようだ。いまやビッグ3と呼ばれるようになったトップの称号を、再び『ビッグ4』に戻すことはできるのか。マリーの挑戦に目が離せない。
文●誉田優
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu__honda/Instagram:yu__honda
【PHOTO】ボールがつぶれ、フェイスがたわむ! 3/1000秒の瞬間を捉えたスーパーインパクト集!!
臀部の負傷ため、2019年11月のデビスカップ・ファイナル以降、公式戦に出場していないマリー。グランドスラム優勝を3度経験した32歳は、今月下旬に開催されるマイアミ・オープンでの復帰に向けて調整していた。だが、残念ながら新型コロナウイルス流行の影響で6週間の大会中止が発表されたため、復帰戦はもう少し先のこととなる。
また、復帰したとしても、かつて肩を並べたロジャー・フェデラー、ラファエル・ナダル、ノバク・ジョコビッチらビッグ3に追いつくことは簡単ではないだろう。現在の男子テニスツアーはまさに群雄割拠の時代。ビッグ3の他にも、ステファノス・チチパス、ダニール・メドベージェフ、アレクサンダー・ズベレフといった強力な若手選手とも競わなくてはならない。
マリーをよく知るヘンマンは、「グラスゴー・タイムズ」のインタビューで、彼がそのような強敵と対等に戦うにはまだ早いだろうと語った。
「まだ充分な時間が経過していない。彼は32歳で、もう若いとは言えない。時が味方してくれることはないんだ」
とはいえ、まだまだツアーで活躍できる存在であることは否定しない。
「昨年のアントワープ大会での優勝は素晴らしい成果だった。彼ならツアーに戻って、あの時よりもさらにいいプレーを見せてくれるだろう。
確かに、グランドスラムで5セットマッチを7回勝ち上るのは非常に難しいことだ。でも、これまでずっとアンディーを見てきた僕からすれば、『無理だ』という人々が間違っていることを、彼なら証明してくれると思う」
SNSなどで、積極的にトレーニングの様子を公開しているマリー。それらの動画から察するに、ツアー復帰に向けて順調に準備を進めているようだ。いまやビッグ3と呼ばれるようになったトップの称号を、再び『ビッグ4』に戻すことはできるのか。マリーの挑戦に目が離せない。
文●誉田優
フリーライター。早稲田大学スポーツ科学部卒業。
Twitter:yu__honda/Instagram:yu__honda
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