男子テニス元世界ランキング1位の重鎮、ジミー・コナーズ氏(アメリカ/74歳)が、ノバク・ジョコビッチ(セルビア/現8位)の「中国オープン」優勝を受け、男子テニス界の現状に警鐘を鳴らした。
ジョコビッチは10月6日、ATP500大会「中国オープン」(中国・北京)の決勝で、アレックス・デミノー(オーストラリア/同9位)と対戦。第1セットを先取すると、第2セットの第1ゲーム終了後にデミノーが棄権し、優勝が決まった。
これで同大会には出場7回全てで優勝。通算成績も34戦全勝とし、キャリア通算タイトル数を102に伸ばした。今季初タイトルであると同時に、ツアーで少なくとも1つのシングルス・タイトルを獲得したシーズンは21年連続となり、男子テニス史上初の記録を打ち立てた。
その快挙に注目したのが、四大大会8度の優勝、ツアー通算109勝を誇るコナーズ氏だ。息子ブレット氏と配信するポッドキャスト番組『Advantage Connors』で、ジョコビッチの実力を疑問視する声に反論した。
「ジョーカー(ジョコビッチの愛称)について何を言おうと勝手だが、彼は決して侮れない選手だ。みんな『もう終わった、38歳、39歳だ』と思っている。でも、ああいう選手を見限ってはいけない。年齢を重ねると、1試合1試合の意味が以前にも増して大きくなる。彼にとっては、なおさらだろう」
さらに、キャリアの残り時間が限られているからこそ、ジョコビッチは試合に臨む姿勢を失っていないはずだと指摘。家族と離れて各国を転戦する負担にも触れた。また、ヤニック・シナー(イタリア/同1位)が不在だったことも、優勝の可能性を広げる要因になったと分析している。
コナーズ氏の発言は、ジョコビッチ個人への評価にとどまらなかった。
「彼が優れているということを示しただけでなく、テニス界の実態を浮き彫りにしたのかもしれない」
その背景にあるのは、コナーズ氏自身の経験だ。手首のケガによる長期離脱を経て、39歳で全米オープンの準決勝に進出したことがある。
「1年半も失ったわけだが、あの時もテニス界の現状が少し露呈した。新しい世代の素晴らしい23歳、24歳、25歳の選手たちは、そろそろ本腰を入れて、自分たちの時代を築き始めなければならないんじゃないか」
ジョコビッチは中国オープン直後の上海マスターズ初戦で、フベルト・フルカチュ(ポーランド)に敗れた。それでも、39歳でツアータイトルを獲得したベテランの健在ぶりは、若手選手たちに課題を突きつけている。
構成●スマッシュ編集部
【動画】ジョコビッチが今季初タイトルをゲット! デミノーとの「中国オープン」決勝ハイライト
【関連記事】「信じられない才能」ジョコビッチが語る錦織圭の偉大さと繰り返されたケガへの悔恨<SMASH>
【関連記事】テニス独特の“孤独感”はどこへ? 元世界王者コナーズがオンコートコーチングに不満「自分の問題は自分で解決しろ」<SMASH>
ジョコビッチは10月6日、ATP500大会「中国オープン」(中国・北京)の決勝で、アレックス・デミノー(オーストラリア/同9位)と対戦。第1セットを先取すると、第2セットの第1ゲーム終了後にデミノーが棄権し、優勝が決まった。
これで同大会には出場7回全てで優勝。通算成績も34戦全勝とし、キャリア通算タイトル数を102に伸ばした。今季初タイトルであると同時に、ツアーで少なくとも1つのシングルス・タイトルを獲得したシーズンは21年連続となり、男子テニス史上初の記録を打ち立てた。
その快挙に注目したのが、四大大会8度の優勝、ツアー通算109勝を誇るコナーズ氏だ。息子ブレット氏と配信するポッドキャスト番組『Advantage Connors』で、ジョコビッチの実力を疑問視する声に反論した。
「ジョーカー(ジョコビッチの愛称)について何を言おうと勝手だが、彼は決して侮れない選手だ。みんな『もう終わった、38歳、39歳だ』と思っている。でも、ああいう選手を見限ってはいけない。年齢を重ねると、1試合1試合の意味が以前にも増して大きくなる。彼にとっては、なおさらだろう」
さらに、キャリアの残り時間が限られているからこそ、ジョコビッチは試合に臨む姿勢を失っていないはずだと指摘。家族と離れて各国を転戦する負担にも触れた。また、ヤニック・シナー(イタリア/同1位)が不在だったことも、優勝の可能性を広げる要因になったと分析している。
コナーズ氏の発言は、ジョコビッチ個人への評価にとどまらなかった。
「彼が優れているということを示しただけでなく、テニス界の実態を浮き彫りにしたのかもしれない」
その背景にあるのは、コナーズ氏自身の経験だ。手首のケガによる長期離脱を経て、39歳で全米オープンの準決勝に進出したことがある。
「1年半も失ったわけだが、あの時もテニス界の現状が少し露呈した。新しい世代の素晴らしい23歳、24歳、25歳の選手たちは、そろそろ本腰を入れて、自分たちの時代を築き始めなければならないんじゃないか」
ジョコビッチは中国オープン直後の上海マスターズ初戦で、フベルト・フルカチュ(ポーランド)に敗れた。それでも、39歳でツアータイトルを獲得したベテランの健在ぶりは、若手選手たちに課題を突きつけている。
構成●スマッシュ編集部
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