男子テニス元世界ランキング41位のテレンス・アトマネ(フランス/24歳/現98位)が、現在開催中の「アルマトイ・オープン」(10月19日~25日/カザフスタン・アルマトイ/室内ハードコート/ATP250)で海外メディア『CLAY』のインタビューに回答。先日出場した「ロレックス上海マスターズ」で自身が起こした危険行為について謝罪するとともに、ここ数週間は精神的に苦しい日々を送っていたことを明かした。
既報の通り、アトマネは今月5日昼に行なわれた上海MS予選1回戦でバーナード・トミック(オーストラリア/現180位)と対戦した際、苛立ちからラケットを観客席に向かって投げつける一幕があった。幸いラケットは客席前の手すりに当たり、観客に被害はなかったが、その後アトマネはポイントペナルティを科され、SNS上でも激しい批判を浴びた。
一方、同日夜に北京で行なわれた「中国オープン」の準決勝では、元1位のダニール・メドベージェフ(ロシア/現5位)がノバク・ジョコビッチ(セルビア/同12位)との対戦中に意図せず観客にボールを直撃させ、失格処分を受けるとともに、大会で獲得した200ポイントと賞金約22万ドル(約3480万円)を没収された。はるかに危険な行為に及びながらも失格を免れたアトマネ......両者への対応の違いが物議を醸した。
ちなみにアトマネは問題の試合を第3セット3-5の時点で途中棄権しており、翌日には自身のSNSを通じて謝罪。最近の不振とランキングの急落による強いストレスやプレッシャーを抱えていたことも明かしていた。
そうした中、現地20日に実施された今大会1回戦では、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア/同86位)を7-6(5)、6-2で下し、8月の「シンシナティ・オープン」以来となるツアー白星を挙げたアトマネ。試合後のインタビューでは上海での騒動を振り返り、再び反省と謝罪の言葉をこう口にした。
「上海での出来事の後、僕は非常に多くの批判を受けた。最近の僕の振る舞いは本当にひどかったし、そうなるのも当然だと思う。今回の件で、あのような振る舞いは世界最高峰のテニスの舞台では許されないと気付いた。多くの人が僕を見て応援してくれているのだから、もうあんな姿は見せたくない。改めて皆さんに心から謝罪したい」
今季は「メンタルヘルスの問題に悩まされてきた」そうで、自身の危険行為に対する批判は受け止めながらも、「ここ数週間は精神的にとても苦しかった」と明かす。だからこそ、騒動後も変わらず支えてくれた人々への感謝は尽きない。
「自分自身にとても失望したけど、何があってもありのままの僕を愛し、サポートしてくれる人たちがいることをうれしく思う。今は新たなスタートを切れたと感じている」
昨年のシンシナティ大会では予選からベスト4に進出するなど、確かな実力を持つアトマネ。今回の騒動を教訓に、再起を果たせるか注目される。
文●中村光佑
【動画】ラケット破壊にボール打ち込み…最後には客席にラケットを投げつけたアトマネの蛮行シーン
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既報の通り、アトマネは今月5日昼に行なわれた上海MS予選1回戦でバーナード・トミック(オーストラリア/現180位)と対戦した際、苛立ちからラケットを観客席に向かって投げつける一幕があった。幸いラケットは客席前の手すりに当たり、観客に被害はなかったが、その後アトマネはポイントペナルティを科され、SNS上でも激しい批判を浴びた。
一方、同日夜に北京で行なわれた「中国オープン」の準決勝では、元1位のダニール・メドベージェフ(ロシア/現5位)がノバク・ジョコビッチ(セルビア/同12位)との対戦中に意図せず観客にボールを直撃させ、失格処分を受けるとともに、大会で獲得した200ポイントと賞金約22万ドル(約3480万円)を没収された。はるかに危険な行為に及びながらも失格を免れたアトマネ......両者への対応の違いが物議を醸した。
ちなみにアトマネは問題の試合を第3セット3-5の時点で途中棄権しており、翌日には自身のSNSを通じて謝罪。最近の不振とランキングの急落による強いストレスやプレッシャーを抱えていたことも明かしていた。
そうした中、現地20日に実施された今大会1回戦では、リンキー・ヒジカタ(オーストラリア/同86位)を7-6(5)、6-2で下し、8月の「シンシナティ・オープン」以来となるツアー白星を挙げたアトマネ。試合後のインタビューでは上海での騒動を振り返り、再び反省と謝罪の言葉をこう口にした。
「上海での出来事の後、僕は非常に多くの批判を受けた。最近の僕の振る舞いは本当にひどかったし、そうなるのも当然だと思う。今回の件で、あのような振る舞いは世界最高峰のテニスの舞台では許されないと気付いた。多くの人が僕を見て応援してくれているのだから、もうあんな姿は見せたくない。改めて皆さんに心から謝罪したい」
今季は「メンタルヘルスの問題に悩まされてきた」そうで、自身の危険行為に対する批判は受け止めながらも、「ここ数週間は精神的にとても苦しかった」と明かす。だからこそ、騒動後も変わらず支えてくれた人々への感謝は尽きない。
「自分自身にとても失望したけど、何があってもありのままの僕を愛し、サポートしてくれる人たちがいることをうれしく思う。今は新たなスタートを切れたと感じている」
昨年のシンシナティ大会では予選からベスト4に進出するなど、確かな実力を持つアトマネ。今回の騒動を教訓に、再起を果たせるか注目される。
文●中村光佑
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