過去に男子テニスの元世界ランキング1位アンドレ・アガシやアンディ・ロディック(共にアメリカ)、女子のココ・ガウフ(アメリカ)らを指導した名将ブラッド・ギルバート氏(アメリカ/65歳)が、米テニス専門チャンネル『Tennis Channel』の番組に出演。先の「ロレックス上海マスターズ」(中国/ハードコート/ATP1000)で準優勝した20歳の新星ラファエル・ホダル(スペイン/現11位)が、ボールボーイに対して不適切な言動を取ったことに言及し、その振る舞いを厳しく批判した。
問題の場面が起きたのは、今月14日に行なわれたボティック・ファンデザンツフープ(オランダ/現38位)との4回戦だった。タイブレークの末に第1セットを落としたホダルは第2セット序盤、タオルを渡すよう要求した際、ボールボーイの反応が遅いことに苛立ち、母語のスペイン語で暴言を浴びせた。
これを聞いた主審は、ホダルに対して警告。しかしホダルは「彼(ボールボーイ)は僕の話を聞いていない」「何も悪いことは言っていない」と反論し、主審と口論になった。試合はホダルが6-7(4)、6-4、6-2で逆転勝利を収めたものの、ボールボーイへの暴言が各種メディアやSNSで取り上げられ、物議を醸した。
ホダルは16日の準々決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー/同24位)を破った後、メディア対応で自身の言動を謝罪。「あの時は感情をコントロールできず、試合の展開にとてもイライラしていました」としつつ、「自分が間違っていました。あんなことをすべきではありませんでした」と反省の言葉を口にしていた。
一連の騒動を巡り、ギルバート氏は番組内で自身の見解を表明。ボールボーイには未成年者も多いことを踏まえ、彼らに怒りをぶつける行為は、主審との口論以上に正当化しがたいと指摘した。さらに同氏は「ボールボーイに対して感情を爆発させるのは許されない」との趣旨で、今回の出来事を教訓として同じ過ちを繰り返さないよう求めた。
一方で、ホダルがすでに謝罪したことを評価し、再発防止を期待。今季の目覚ましい活躍や才能を称賛するとともに、経験豊富なコーチを陣営に迎えることが今後の飛躍につながるとの見解も述べた。
番組で共演した女子元世界9位のアンドレア・ペトコビッチ氏(ドイツ/39歳)も、ホダルの行動を擁護できないとしながら、その若さや急激な環境の変化には理解を示した。
「彼は19歳で、いきなりこの騒々しい世界の中心に放り込まれた」と、短期間でトップレベルへと駆け上がったことに触れ、失敗から学ぶ機会を与えるべきだとの考えを口にした。
20歳にして四大大会に次ぐグレードのマスターズ1000で決勝進出を果たしたホダル。すでに実力は申し分なく、将来性も確かなだけに、精神面でもさらなる成熟を遂げることが期待される。
文●中村光佑
【動画】ボールボーイへの暴言で警告を受けたホダルが審判に反論する場面
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問題の場面が起きたのは、今月14日に行なわれたボティック・ファンデザンツフープ(オランダ/現38位)との4回戦だった。タイブレークの末に第1セットを落としたホダルは第2セット序盤、タオルを渡すよう要求した際、ボールボーイの反応が遅いことに苛立ち、母語のスペイン語で暴言を浴びせた。
これを聞いた主審は、ホダルに対して警告。しかしホダルは「彼(ボールボーイ)は僕の話を聞いていない」「何も悪いことは言っていない」と反論し、主審と口論になった。試合はホダルが6-7(4)、6-4、6-2で逆転勝利を収めたものの、ボールボーイへの暴言が各種メディアやSNSで取り上げられ、物議を醸した。
ホダルは16日の準々決勝でキャスパー・ルード(ノルウェー/同24位)を破った後、メディア対応で自身の言動を謝罪。「あの時は感情をコントロールできず、試合の展開にとてもイライラしていました」としつつ、「自分が間違っていました。あんなことをすべきではありませんでした」と反省の言葉を口にしていた。
一連の騒動を巡り、ギルバート氏は番組内で自身の見解を表明。ボールボーイには未成年者も多いことを踏まえ、彼らに怒りをぶつける行為は、主審との口論以上に正当化しがたいと指摘した。さらに同氏は「ボールボーイに対して感情を爆発させるのは許されない」との趣旨で、今回の出来事を教訓として同じ過ちを繰り返さないよう求めた。
一方で、ホダルがすでに謝罪したことを評価し、再発防止を期待。今季の目覚ましい活躍や才能を称賛するとともに、経験豊富なコーチを陣営に迎えることが今後の飛躍につながるとの見解も述べた。
番組で共演した女子元世界9位のアンドレア・ペトコビッチ氏(ドイツ/39歳)も、ホダルの行動を擁護できないとしながら、その若さや急激な環境の変化には理解を示した。
「彼は19歳で、いきなりこの騒々しい世界の中心に放り込まれた」と、短期間でトップレベルへと駆け上がったことに触れ、失敗から学ぶ機会を与えるべきだとの考えを口にした。
20歳にして四大大会に次ぐグレードのマスターズ1000で決勝進出を果たしたホダル。すでに実力は申し分なく、将来性も確かなだけに、精神面でもさらなる成熟を遂げることが期待される。
文●中村光佑
【動画】ボールボーイへの暴言で警告を受けたホダルが審判に反論する場面
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