オーストラリアのニック・キリオスが、６日に自身のＳＮＳで、新型コロナウイルスの影響に苦しむ人々への支援を申し出て話題となっている。

　キリオスはインスタグラムで、「本音」という短い一文と共に、メモのスクリーンショットを投稿。このメモには以下のようなメッセージが記されていた。

「誰でもいい、もし今仕事がない、あるいは収入をなくして食料が尽きてしまった人がいたら、それともただ苦しい時間を送っているという人でも、どうかお腹を空かせたまま眠りにつかないで、躊躇したり恥ずかしがったりしないで僕にメッセージを送ってくれ。
僕が持っているものを提供できるのであれば、これ以上に幸せなことはない。ヌードルでも、パンでも、ミルクでも。何も言わずに、あなたの家のドアの前に置いていくよ」
  　この心温まるメッセージには、多くのファンから７万件以上もの『いいね』と共に「心から尊敬する」「素晴らしいよ兄弟」「これこそが僕たちが君を大好きな理由だ」と反響が集まっていた。

　コート上では、時折素晴らしいプレーを見せては、突然暴れん坊的な態度をとり、批判されることも多いキリオス。しかし、実は子どもが大好きで、頻回にキッズクリニックを行なったり、オーストラリアの森林火災の際にはチャリティーマッチを提案し、被害に苦しむ人々へ多額の寄付を行なったりと、人情深い一面も持ち合わせている。

　世界中の誰もが、新型コロナウイルスの感染拡大により何かしらの影響を受け、苦しんでいる今、誰であろうと構わず、困っている人がいれば助けたいとする彼の姿勢には感銘を受ける。“愛すべき悪童”キリオスのこういった一面を、ぜひ多くの人に知っていただきたい。

構成●スマッシュ編集部

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