現在、新型コロナ禍の影響でテニスツアーは少なくとも７月13日までの中断を余儀なくされているが、一部の地域では徐々にエキジビションマッチが開催されようとしている。米紙『ニューヨーク・タイムズ』のクリストファー・クラレイさんが伝えた。

　アメリカ・フロリダ州のウェストパームビーチでは５月８日からの３日間、UTRプロマッチシリーズのエキジビションマッチが開始される予定となっている。同イベントには昨年の全米で４強入りを果たした世界ランク８位のマテオ・ベレッティーニや、同39位のライリー・オペルカ、同55位のテニース・サンドグレン、同57位のトミー・ポールらが出場予定。試合の模様は米テニス専門メディア『Tennis Channel』で配信されるという。
  　試合は無観客で行なわれ、試合役員はひとりのみ。コートはすべての試合間に消毒が行なわれる。ユニバーサルテニスの会長兼CEOであるマーク・レシュリーさんは、「私たちはテレビでプロテニスを復活させようとしており、それをとても安全な方法で行なっている」などとコメント。22～24日には、女子テニスのエキジビションマッチも予定されている。

　ドイツのベース・テニス・アカデミーでは、今週末にダスティン・ブラウンら８選手によるエキジビションマッチが行なわれる予定だ。さらに、男子テニスでグランドスラム19勝を誇るラファエル・ナダル、女子テニスのセレナ・ウィリアムズのコーチを務めるパトリック・ムラトグルも、それぞれ自身の運営するテニスアカデミーで臨時のトーナメントを開催することを発表している。

構成●THE DIGEST編集部

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