現在、新型コロナウイルスの影響により、テニスツアーは7月13日まで中断となり、多くの選手たちが、満足に試合やトレーニングを行なうことができない状態にある。そんな中、男子テニスのラファエル・ナダル、そして女子テニスのセレナ・ウィリアムズのコーチを務めるパトリック・ムラトグルは、活動の場を失った選手たちのために、それぞれ、自身の運営するテニスアカデミーで臨時のトーナメントを開催することを発表した。
スペイン、マヨルカ島にある「ラファ・ナダル・アカデミー」では、状況が許せば、プロ選手へ向けて施設を開放し、トレーニングや試合を通して、コンディションの維持に役立ててほしいという。このアイデアはナダル自身からによるもので、ナダルはアカデミーの公式サイトで「今、重要なのはすべての人の健康で、テニスは後回しになっているが、今後数カ月の間に、アカデミーを利用して他の選手たちを支援することができるなら、喜んで協力する」とコメントした。
アカデミーでは、過去にATPチャレンジャー大会を開催した実績もある。宿泊施設やレストランの他、大型のフィットネスセンター、スパなど、充実した設備を持つため、選手が施設を離れることなく、トレーニングやコンディションの管理を行なうことができるという。
一方、フランス南部のニースにアカデミーを構えるムラトグルは、ツアースケジュールの空白を埋めることを目的に「アルティメットテニス・ショーダウン(UST)」という大会を無観客で開催する。
この大会は、トッププロを集めて5月16、17日からの5週間、毎週末に10試合を行ない、5月から6月にかけて合計50試合が実施される。現在発表されている出場選手は、世界ランク10位のダビド・ゴファン、22位のブノワ・ペール、103位のアレクセイ・ポピリンの3名で、16日のオープニングマッチではゴファンとポピリンが対戦する。
その他の出場選手はまだ発表されていないが、大会には数百万ドルの賞金を用意しており、ムラトグルは「特に下位ランクの選手たちに利益がある」という。なお、試合はリモート観戦が可能で、詳細は定かではないが、観戦者はモニターを通して選手たちとリアルタイムで交流することもできるそうだ。
構成●スマッシュ編集部
【PHOTO】クレーコートの絶対的覇者、“燃え盛る男”ラファエル・ナダルの「フレンチオープン2019」を振り返る!
スペイン、マヨルカ島にある「ラファ・ナダル・アカデミー」では、状況が許せば、プロ選手へ向けて施設を開放し、トレーニングや試合を通して、コンディションの維持に役立ててほしいという。このアイデアはナダル自身からによるもので、ナダルはアカデミーの公式サイトで「今、重要なのはすべての人の健康で、テニスは後回しになっているが、今後数カ月の間に、アカデミーを利用して他の選手たちを支援することができるなら、喜んで協力する」とコメントした。
アカデミーでは、過去にATPチャレンジャー大会を開催した実績もある。宿泊施設やレストランの他、大型のフィットネスセンター、スパなど、充実した設備を持つため、選手が施設を離れることなく、トレーニングやコンディションの管理を行なうことができるという。
一方、フランス南部のニースにアカデミーを構えるムラトグルは、ツアースケジュールの空白を埋めることを目的に「アルティメットテニス・ショーダウン(UST)」という大会を無観客で開催する。
この大会は、トッププロを集めて5月16、17日からの5週間、毎週末に10試合を行ない、5月から6月にかけて合計50試合が実施される。現在発表されている出場選手は、世界ランク10位のダビド・ゴファン、22位のブノワ・ペール、103位のアレクセイ・ポピリンの3名で、16日のオープニングマッチではゴファンとポピリンが対戦する。
その他の出場選手はまだ発表されていないが、大会には数百万ドルの賞金を用意しており、ムラトグルは「特に下位ランクの選手たちに利益がある」という。なお、試合はリモート観戦が可能で、詳細は定かではないが、観戦者はモニターを通して選手たちとリアルタイムで交流することもできるそうだ。
構成●スマッシュ編集部
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