テニスの「グリップテープ」には、結構いろんな種類があります。今回は、その違いや選び方のポイントについてお話ししましょう。
最初に、グリップテープには、元の状態のグリップの上に滑り止め目的で巻く「オーバーグリップ」と、大元を巻き替える「リプレイスメントグリップ」=通称「元グリ」の2つがあります。ここで取り上げるグリップテープは、前者のオーバーグリップの方です。
一見、同じように見えるグリップテープですが、タイプも数種類あり、同じタイプでも微妙にスペックが違います。新品の状態では、サラサラ感が特徴の「ドライタイプ」。汗をよく吸収してくれますが、その許容量を超えると逆にたっぷり汗を含んでしまうので、汗を多くかく人は頻繁に巻き替える必要があるかもしれません。
巷で広く使われているのが、手のひらに吸い付くようなしっとり感とクッション感もあり、滑り止め効果の高い「ウェットタップ」。
さらに、テープに多数の小さな孔を開けた「エンボスタイプ」、滑り止め効果を高めるため、巻くと凸凹ができる「凸凹タイプ」など、そのバリエーションはいまや極めて多彩で、業界では意外と大きなマーケットに成長しているのです。まずはこれらのタイプ別に、自分の手にしっくりくるものを見つけ出しましょう。
グリップテープのパッケージには、「長さ」「幅」「厚さ」が記されています。それを目安に自分の好みを絞り込んでいくのもいいですね。
長さはだいたい110~120センチですが、幅は25~30ミリと意外に差があります。26ミリ幅くらいのグリップテープが多いようですね。長さや幅は、巻くときにテープをどのくらい重ね合わせるかで適正サイズが変わってきます。たくさん重ねる人は、そのぶん長さや幅を要するということです。
テープの厚さは0.6ミリ程度が平均的で、薄手だと0.5ミリなど、厚手だと0.8ミリなどがあります。こちらはグリップの角を感じたいなら薄手、柔らかい感触を好むなら厚手、といった基準で判断。また、テープの厚さ次第でグリップの太さも変わってきますから、ラケットを買う際は、それを想定してグリップサイズを選ぶことも大切です。
文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2016年3月号より抜粋・再編集
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最初に、グリップテープには、元の状態のグリップの上に滑り止め目的で巻く「オーバーグリップ」と、大元を巻き替える「リプレイスメントグリップ」=通称「元グリ」の2つがあります。ここで取り上げるグリップテープは、前者のオーバーグリップの方です。
一見、同じように見えるグリップテープですが、タイプも数種類あり、同じタイプでも微妙にスペックが違います。新品の状態では、サラサラ感が特徴の「ドライタイプ」。汗をよく吸収してくれますが、その許容量を超えると逆にたっぷり汗を含んでしまうので、汗を多くかく人は頻繁に巻き替える必要があるかもしれません。
巷で広く使われているのが、手のひらに吸い付くようなしっとり感とクッション感もあり、滑り止め効果の高い「ウェットタップ」。
さらに、テープに多数の小さな孔を開けた「エンボスタイプ」、滑り止め効果を高めるため、巻くと凸凹ができる「凸凹タイプ」など、そのバリエーションはいまや極めて多彩で、業界では意外と大きなマーケットに成長しているのです。まずはこれらのタイプ別に、自分の手にしっくりくるものを見つけ出しましょう。
グリップテープのパッケージには、「長さ」「幅」「厚さ」が記されています。それを目安に自分の好みを絞り込んでいくのもいいですね。
長さはだいたい110~120センチですが、幅は25~30ミリと意外に差があります。26ミリ幅くらいのグリップテープが多いようですね。長さや幅は、巻くときにテープをどのくらい重ね合わせるかで適正サイズが変わってきます。たくさん重ねる人は、そのぶん長さや幅を要するということです。
テープの厚さは0.6ミリ程度が平均的で、薄手だと0.5ミリなど、厚手だと0.8ミリなどがあります。こちらはグリップの角を感じたいなら薄手、柔らかい感触を好むなら厚手、といった基準で判断。また、テープの厚さ次第でグリップの太さも変わってきますから、ラケットを買う際は、それを想定してグリップサイズを選ぶことも大切です。
文●松尾高司(KAI project)
※『スマッシュ』2016年3月号より抜粋・再編集
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