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サービスの押さえておきたいグリップとトロフィーポーズの超基本【テニスレッスン】

スマッシュ編集部

2020.05.21

サービスのトロフィーポーズと、その時のヒジの角度が模範的なティーム。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

サービスのトロフィーポーズと、その時のヒジの角度が模範的なティーム。写真:山崎賢人(THE DIGEST写真部)

 サービスの練習を開始する時、重要なのはグリップ。グリップは慣れてしまった後では変更するのが難しいので、最初から正しいグリップで握っておこう。続いて、うまく打つために意識したいのがトロフィーポーズ(トスを上げた後、ボールを打ちに行く前の動作)だ。

 グリップとトロフィーポーズの基本について、現役時代は全日本選手権などのタイトルを獲得し、現在はスクール運営など様々な形でテニスにかかわっている加藤季温プロが教えてくれた。

 まずは、初心者がやってしまいがちなグリップについて。「初心者や、久しぶりにテニスを再開する人がサービスを打つ場合、手のひらとラケット面の向きが一致するグリップで握りがち。サヨナラする時と同じ手の向きだから、通称『バイバイグリップ』と呼ばれます」

「手のひらとラケット面の向きが同じだから、感覚的に当てるだけなら当てやすいのですが、手首を動かせる範囲が狭いため、後々スピードを出したり、回転をかけたりする将来性を考えると、お薦めではありません」

 お薦めは包丁を持つように握るコンチネンタルグリップだ。「最初は当てるのが難しく感じられるかもしれませんが、慣れてしまえば大きな手首の可動域を使って、楽にスピードを出したり、回転をかけたりすることができます」
 
 そして、トロフィーポーズでのチェックするべきポイントは、右ヒジの角度。「ラケットを担ぎ上げた時に、90度になるのが正解。ヒジの角度が閉じすぎたり、開きすぎると、振り出しにくくなるので注意しましょう」

初心者が苦戦するのは、トロフィーポーズの形になるまでのラケットの担ぎ上げ方だろう。その方法は人によって様々だが、トスを上げながらテイクバックを行なうのが難しく、安定しない場合は、最初からラケットを担いでトスを上げる方法でもOKだ。

 サービス練習をする時は、この基本を確認して行なってみよう。

解説=加藤季温(フジモトゆめグループ)
インターハイ、インカレ、国体、全日本選手権では混合ダブルスを制覇し、現在は㈱KIONの代表を務める。テニススクール運営、スポーツインストラクターの派遣、スポーツ施設の企画運営など、様々な角度からスポーツに関わるマネジメントを行なっている。

構成●スマッシュ編集部
※スマッシュ2019年5月号から抜粋・再編集

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