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国内テニス

コロナ禍のテニス選手支援、インターハイ代替大会のために、クラウドファンディングで大会を企画!

スマッシュ編集部

2020.05.27

伊藤竜馬(左)日比野菜緒(右)も出場予定の、テニスの非公式大会『BEATCOVID-19オープン』が7月1日~3日に開催されることとなった。現在資金をクラウドファンディングにて募っている。

伊藤竜馬(左)日比野菜緒(右)も出場予定の、テニスの非公式大会『BEATCOVID-19オープン』が7月1日~3日に開催されることとなった。現在資金をクラウドファンディングにて募っている。

 新型コロナウイルスの感染拡大により、国内は7月13日まで、海外は7月31日まで公式戦が延期または中止、ジュニア選手の試合の場もインターハイを含め多くの全国大会が中止となっている。

 そして、特に経済的に打撃を受け、何より戦いの場が失われたのはプロテニスプレーヤーたちだ。そんな彼らのために、7月1日~3日、非公式オープンテニス大会『BEATCOVID-19オープン』が開催されることとなった。

 兵庫県三木市のブルボンビーンズドームにて、男女各10名によるシングルスで行なわれる今大会は、男子は伊藤竜馬、斉藤貴史、松井俊英、女子は日比野菜緒、加藤未唯、岡村恭香ら、国内トップクラスの選手がエントリーしている。

試合は、9面あるコートを1コートずつ空けて5面のみ使用し、チェンジコートの際の休憩はコートの対角線上にベンチを配置する。試合前後の握手は行なわず、試合開始2週間前から運営や選手全てのメンバーに検温と報告を義務付ける。全選手はPCR検査等を受ける。といったように、感染拡大に繋がらないためのあらゆる配慮をした上で行なわれる予定だ。
 
 大会資金においては、株式会社サンワカンパニーの協賛と、クラウドファンディング「Makuake」によって調達を目指し、5月26日~6月29日の期間、サポーターを募集している。寄せられた資金は、大会の運営費、選手への賞金、そしてそれを超えた分は、中止となったインターハイや全国中学校体育大会の代替大会を開催に充てる。また、日本プロテニス協会や選手会、公式アンバサダーである太田雄貴氏が所属する他スポーツ界に寄付するとのこと。なお資金が集まらなかった際は、中止となる可能性もある。

 厳しい中でも今やれることを見つけていく。テニス界だけでなく、スポーツ界を明るく照らす大会になるのではないだろうか。

■BEATCOVID-19オープン■
2020年7月1日(水)~3日(金)
ブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市)
男女シングルス(男女各10名)
・エントリーした選手の中でJTAランキング上位から男女7~8名
・上記の他、WC枠として男女2~3名
1)予選は各リーグ5名によるラウンドロビン方式
2)決勝トーナメントは上位1位2位によるトーナメント方式
3)ショートセット(4ゲームマッチ)の3セットマッチ決勝戦のみ3セットマッチ
4)試合は主審のみ。主審が全てのジャッジを行なう。
総額1,000万~2,000万円※クラウドファンディングにて集まった額に応じて決定
男子:伊藤竜馬、斉藤貴史、清水悠太、松井俊英
女子:日比野菜緒、加藤未唯、岡村恭香
(その他調整中)
竹内映ニ氏(元デビスカップ日本代表監督)
太田雄貴氏(日本フェンシング協会会長)

構成●THE DIGEST編集部

【PHOTO】世界で戦う熱き日本人プレーヤーたち!
 

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