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アスリート長者番付でフェデラーが1位に。テニス界では初の快挙。『Forbes』がトップ100を発表

THE DIGEST編集部

2020.05.31

テニス選手としては初の“アスリート長者番付”の首位に輝いた、フェデラー。(C)Getty Images

 5月21日(日本時間22日)。経済誌『Forbes』が世界で最も高収入なアスリート100人を発表した。

 2020年のランキングによると、新型コロナウイルスがスポーツ界に大混乱をもたらした。第二次世界大戦以来初めて、多くの主要イベントが中止や延期をしたため、世界のトップアスリートの収入は4年ぶりの減少となった。最も高収入なアスリート100人が稼いだ合計は、36億ドルで、これは2019年より9%下回る額であった。

 その中で今年、世界のトップに立ったのはテニスプレーヤーのロジャー・フェデラーだ。1億630万ドル(約113億7410万円)を稼ぎ出し、過去4年間で3回、1位を獲得したクリスチアーノ・ロナウドやリオネル・メッシらのサッカー選手を抜きトップに躍り出た。

 フェデラーは、『Forbes』がアスリートの収入を調査し始めた1990年以来、ランキングで1位となったのは9人目で、テニスプレーヤーとしては初の快挙となった。また、ユニクロ、クレディスイス、メルセデスベンツ、その他10社のパートナー契約により、30年間の歴史の中で1億ドル(約107億円)を獲得した最初のテニスプレーヤーとなった。

 2位から4位に入ったのはいずれもサッカー選手。クリスチアーノ・ロナウド(ユベントス)の1億500万ドル(約112億3500万円)、リオネル・メッシ(バルセロナ)の1億400万ドル(約111億2800万円)、ネイマール(パリ・サンジェルマン)の9550万ドル(約102億1850万円)と、ビッグネームが並ぶ。

 日本選手は、大坂なおみと錦織圭の2人がランクイン。大坂は、女子アスリート史上最高額となる3740万ドル(約40億180万円)で29位、錦織が3210万ドル(約34億3470万円)で40位と、男女の2大テニスプレーヤーが世界のトップ100に名を連ねている。
 
 以下が、今年のトップ20だ。
※チーム名は略称、1ドル=107円で換算

■2020年版 世界で最も高収入なアスリート トップ20
1位:ロジャー・フェデラー(テニス):1億630万ドル(約113億7410万円)
2位:クリスチアーノ・ロナウド(サッカー):1億500万ドル(約112億3500万円)
3位:リオネル・メッシ(サッカー):1億400万ドル(約111億2800万円)
4位:ネイマール(サッカー):9550万ドル(約102億1850万円)
5位:レブロン・ジェームズ(NBA):8820万ドル(約94億3740万円)
6位:ステフィン・カリー(NBA):7440万ドル(約79億6080万円)
7位:ケビン・デュラント(NBA):6390万ドル(約68億3730万円)
8位:タイガー・ウッズ(ゴルフ):6230万ドル(約66億6610万円)
9位:カーク・カズンズ(NFL):6050万ドル(約64億7350万円)
10位:カーソン・ウェンツ(NFL):5910万ドル(約63億2370万円)
11位:タイソン・フューリー(ボクシング):5700万ドル(約60億9900万円)
12位:ラッセル・ウエストブルック(NBA):5600万ドル(約59億9200万円)
13位:ルイス・ハミルトン(F1):5400万ドル(約57億7800万円)
14位:ロリー・マキロイ(ゴルフ):5200万ドル(約55億6400万円)
15位:ジャレッド・ゴフ(NFL):4900万ドル(約52億4300万円)
16位:コナー・マクレガー(総合格闘技):4800万ドル(約51億3600万円)
17位:ジェームズ・ハーデン(NBA):4780万ドル(約51億1460万円)
18位:ヤニス・アデトクンボ(NBA):4760万ドル(約50億9320万円)
19位:アンソニー・ジョシュア(ボクシング):4700万ドル(約50億2900万円)
20位:デオンテイ・ワイルダー(ボクシング):4650万ドル(約49億7550万円)

構成●THE DIGEST編集部

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