国内テニス

「やるかどうかは自分次第」伊達公子さんがグランドスラムジュニア出場を目指す選手を熱く指導

スマッシュ編集部

2020.06.23

(前列左から)山上夏季、永澤亜桜香、伊達公子さん、成田百那、奥脇莉音、(後列左から)坂井利彰さん、土橋登志久さん、石井弥起さん、浅越しのぶさん、近藤大生さん、川田真琴さん、渡邉隼さん、満岡英生さん。写真:ヨネックス株式会社

 トップジュニア育成プログラム「伊達公子×YONEX PROJECT~Go for the GRAND SLAM~」の第5回キャンプが6月20日~21日に東京・スポル品川大井町にて行なわれた。

 このキャンプは、書類選考とオーディションで選ばれた15歳以下の女子4名(山上夏季、成田百那、奥脇莉音、永澤亜桜香)が伊達公子さん、浅越しのぶさん、石井弥起さん、近藤大生さんら元プロテニスプレーヤーと、トレーナーの川田真琴さん(R-body project)の指導の下でグランドスラムジュニア出場を目標に活動するという取り組みだ。

 2年間に8回開催されており、5回目を迎えた今回は「覚悟」がテーマ。「2年目を迎え、改めてグランドスラムジュニア出場という目標に覚悟を持って挑む」という決意を込めて行なわれた。

 伊達さんとの個別練習を行なう前に、各ジュニアは会話の時間を長く取り、大会の目標やそれを達成するための課題を宣言する。こうすることによって、目標が明確になり、意識や意図を持って取り組めるので、より質の高い練習を行なうことができる。
 
 伊達さんは、「それぞれ覚悟を持った決断をしてもらった。自分で決めた目標なので、やるかどうかは自分次第。望む結果は得られないかもしれない。けれど、やってきたという大きな自信になるはず。どんな状況でもやり遂げるという強い気持ちを失わずにやってほしい」と締めくくった。

 また、公益財団法人日本テニス協会と、同協会を通じて大正製薬株式会社の力強いサポートがこのプロジェクトに加わり、ジュニアの一層のレベルアップと、グランドスラムジュニア出場という大きな目標達成に向けたサポート体制が確立された。4名の選手の今後の活躍に期待したい。

構成●スマッシュ編集部

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