海外テニス

元世界1位のマリー、グランドスラム復帰へ「自信が持てている」。23日からはエキジビション大会に参戦

スマッシュ編集部

2020.06.23

エキジビション大会へ向けてトレーニングに励むマリー。(C)GettyImages

 元世界ランク1位のアンディー・マリー(イギリス)が、今年行なわれるグランドスラム2大会への意気込みを語った。

 英国の『BBC』によると、マリーは「グランドスラムでプレーすることが優先事項だ」と考えているという。昨年1月に長年悩まされていた股関節の手術を受けたマリーは、同6月にダブルスで復帰。10月にはシングルスで2年ぶりのツアー優勝を飾るなど、順調に調子を取り戻しつつあった。

 11月のデビスカップで再び股関節を痛めてからは、大会に出場せず、練習も満足にできていなかったようだが、このツアー中断中にトレーニングを再開し、さらに調子を上げているという。
 
 8月31日からの全米オープンで、シングルストーナメントへの出場が叶えば、昨年の全豪オープン以来のグランドスラムシングルス復帰となる。マリーはこれに向けて「自信が持てている」と意気込み、「股関節の調子はここ3~4週間で良くなってきている。(当初の復帰予定だった)3月よりもいい感じだよ」と明かした。

 様々な規制の下で行なわれる予定の全米オープンに対し、多くのトッププレーヤーから反発が見られるが、マリーはこれについても理解を示している。「安全であれば、どんな状況であっても気にしない。もし帯同できるスタッフが一人だけというならば、それでもいいんじゃないかな。自分ならフィジオを連れていくよ。コーチングは遠隔でもできるだろうしね」と語った。

 23日~26日(現地時間)には、兄・ジェイミーが主催する母国イギリスでのエキジビション大会『バトル・オブ・ザ・ブリッツ』に出場するマリー。3日間を通してシングルス3試合を行う予定だ。久々のシングルスマッチ。彼にとって、この大会がツアー再開後の試金石となるのは間違いないだろう。

構成●スマッシュ編集部

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