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海外テニス

“悪い見本”となったジョコビッチ主催大会を受け、全米オープンが安全性を強調。しかし、選手の反応は…

スマッシュ編集部

2020.06.24

クラスターを発生させた『アドリア・ツアー』でプレーするジョコビッチ。(C)GettyImages

クラスターを発生させた『アドリア・ツアー』でプレーするジョコビッチ。(C)GettyImages

 杜撰な感染対策により新型コロナウイルスのクラスターを発生させた、ノバク・ジョコビッチ主催の『アドリア・ツアー』。これを受けて、8月31日からニューヨークで行なわれる全米オープンの運営組織、USTA(全米テニス協会)が、新たな声明を発表した。

 まず、今回の一件で感染した人々へ向けて「一刻も早い回復を願っています」と、憂慮の言葉で始まるこの声明では、USTAがニューヨーク州からの承認を受け、万全の感染対策のもとで全米オープンが開催されることをアピール。「ホテル、交通機関、食事、医療体制など、十分に管理された環境によって様々なリスクを軽減し、あらゆる問題に適切に対応することが可能だ」と安全性を強調した。
 
 しかし、いまだに多くの感染者を出し続けている米国だけに、出場選手の不安は拭えない。日本2番手の西岡良仁は、23日に自身のツイッターで「この状況でアメリカシーズンが始まるの?」と疑問を投げ、「アメリカに行く側としてはかなり不安。世界各国から選手が集まって同じホテルに泊まって外出禁止ってなったらクラスター起きるの必須なんじゃない?」と率直な気持ちを述べた。

 ツアー再開、全米オープンの開催が決まって間もないタイミングだっただけに、今回のクラスター発生は非常に残念なものとなった。この一件が今後のツアーにどのように影響していくのか、注目が集まる。

構成●スマッシュ編集部

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