男子テニス世界ランク３位のドミニク・ティームが、25日に自身のインスタグラム（@domithiem）で、PCR検査の結果が陰性だったことを報告した。

　ティームは６月13日から14日にかけて行なわれた『アドリア・ツアー』のベオグラード大会に出場。３戦全勝で見事大会チャンピオンに輝いたが、最後の試合で、21日に新型コロナウイルスへの感染が確認されたグリゴール・ディミトロフと対戦していたため、感染が心配されていた。

　20日から21日に行なわれたクロアチア・ザダルでの大会には出場していなかったティームだが、そこでの感染拡大を知った時、「ショックを受けました」とメッセージを綴った。また、大会はセルビア政府の勧告に従って開催されたが、勧告の内容はあまりにも楽観的なもので、「私たちの行動は間違いでした。非常に申し訳ないと思っています」と謝罪の意を示している。
  　ティームは、この10日間で５回の検査を受け、それらすべてで陰性という結果だったという。しかし、現在の検査精度は万全ではなく、偽陰性の可能性があるのと、感染後数日しないと陽性反応が出ないこともある。そのため、結果が陰性でも、他の選手は２週間の自己隔離をしている状況だ。

　一方、ティームは自己隔離をせず、25日に母国オーストリアで行なわれるエキジビション大会『オーストリアン・プロ・シリーズ』に出場するつもりのようだ。大会は、観客を最小限に抑え、選手間の接触も避けるなど、徹底した感染対策の下で行なわれるという。

構成●スマッシュ編集部

【PHOTO】ボールがつぶれ、フェイスがたわむ！ 3/1000秒の瞬間を捉えたスーパーインパクト集！！