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海外テニス

貴公子エドバーグ飛翔!宿敵ベッカー倒して王座奪取宣言/1990年男子決勝【ウインブルドン名勝負】

スマッシュ編集部

2020.07.07

「去年はボリスが勝ったから、今年は僕の番だと思った」ライバルを退けて貴公子エドバーグが2年ぶりに聖地で優勝カップを掲げた。(C)GettyImage

「去年はボリスが勝ったから、今年は僕の番だと思った」ライバルを退けて貴公子エドバーグが2年ぶりに聖地で優勝カップを掲げた。(C)GettyImage

 今年のウインブルドンは残念ながら中止となってしまった。そこで過去の名勝負の記事をシリーズで掲載。今回は1990年男子決勝、ステファン・エドバーグ対ボリス・ベッカーだ。

   ◆   ◆   ◆

 イワン・レンドルの執念もベッカーの粘りも、貴公子を阻めはしなかった。

 6月25日から7月8日まで、英ロンドン郊外のオールイングランド・ローンテニス・アンド・クローケー・クラブを舞台に開催された第104回ウインブルドン。男子決勝は3年続けてエドバーグとベッカーの間で争われ、2セットアップしたエドバーグがベッカーの猛迫を退けて2年ぶりの笑顔を見せた。

 エドバーグが2セットをリードしたかと思えばベッカーが追いつく、「めったにお目にかかれない決勝」(ベッカー)。そのファイナルは、おそらく男子決勝史上初めての麗しき抱擁だった。

 プロ入り後の両者対戦成績は、この試合前までベッカーの15勝8敗(直近6試合では5勝1敗)だが、2人はジュニア時代から何度も対戦した間柄だ。

「同じ時代に育ち、ランキングも抜きつ抜かれつ。今後何年もそうなるだろうし、レンドルの王座に挑めるのは僕とボリスしかいない」(エドバーグ)とお互いを認め合う。そんなライバル意識と呼ぶには温かすぎる感情の交流が、史上初の珍事を生んだ。
 
 決勝が3年連続同じ顔合わせというのは、前年の優勝者が決勝へ素通りできる方式をとっていた、1890年代以来のこと。クレーの全仏オープンでは、ともに1回戦で沈んだ両者が、グラスでの強さを見せつける結果となった。

 対戦成績ではベッカーが優勢とはいえ、これまで決勝では1勝1敗。立場的には五分と見ていい。ところが、立ち上がり、疲労度の差がスコアになって表れる。

 準決勝でレンドルを「これ以上望めない最高の出来」で一蹴したエドバーグに対し、ベッカーはゴラン・イバニセビッチを「極限の戦い」で振り切る大苦戦。その疲労で朝起きた時から身体が重く、最初の2セットをともに2-6で落とす。この時点では「少なくとも1セットは取りたい」が本音だった。
 

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劣勢のベッカーに突如流れが訪れたが…

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