海外テニス

「まるで魔女狩りのようだ」自主隔離から練習再開のジョコビッチが“悪意ある批判”と苦言

THE DIGEST編集部

2020.07.09

先月は自身の主催するチャリティマッチがクラスターの発生源となり、非難を浴びていたジョコビッチ。(C)Getty Images

 男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチは7日、批評家たちに「魔女狩り」の対象にされていると訴えるとともに、現時点でのツアースケジュールを明かした。セルビアの地元スポーツ紙『Sportski Zurnal』が伝えている。

 先月は、自身の主催するチャリティマッチ「アドリア・ツアー」で大会関係者の複数人が新型コロナウイルスに感染し、自身も陽性と判明したジョコビッチ。大会期間中は観客にマスクの着用義務を課さず、選手もネット前でハグし合ったり、夜に閉鎖空間で賑やかなパーティーを行なうなど、ずさんな感染対策に多くの非難が寄せられていた。
 
 自主隔離期間には悪質な誹謗中傷も寄せられたようで、この日同国のビクトル・トロイツキと練習を再開したジョコビッチは「最近は、非常に悪意のある批判を目にする」と同メディアにコメント。さらに、「それは明らかに単なる批判以上のもので、まるで魔女狩りが行なわれているようなものだ」と主張している。

 また、ジョコビッチは同インタビューで「全米オープンをプレーするかはまだわからない」と今後のスケジュールについても言及。ワシントンとシンシナティには出場しないこと明かし、「全仏オープンへの参加は今のところ確実で、マドリードとローマも計画に入れている」と話した。

構成●THE DIGEST編集部

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