近年、海外にテニス留学をするジュニアが多くなってきたが、海外アカデミーの情報は少ないままだ。そこで、2019年までドイツを拠点に活動していた伊藤竜馬に、ドイツのアカデミーの特徴についてきた。
「ドイツ人はまじめだし、メンタリティが日本人に近いと思います。1つ1つ丁寧に教えてくれるし、日本人をリスペクトしてくれる。英語がわからなくても、一生懸命に伝えようとしてくれる気持ちがあります」。国民性は確かに似ているところがありそうだ。
2013年から3年間いたのは、ドイツ・ハレにある「BREAKPOINT-BASE」というアカデミー。ゲリーウェバーオープンの会場にもなっているほど、多くのコート面数を有する。伊藤がいた時にはジル・シモンなどトップ選手もいて一緒に練習をする機会にも恵まれたり、スイスのマルコ・チウディネリとはコーチをシェアするなど良い環境にあった。ここは、どちらかと言うとジュニアよりもプロが拠点にする方が向いているようだ。
数年を経て、トップ選手が少なくなった時に、伊藤は次のアカデミーに移ることにした。そこが、2019年までいた「Alexander Waske Tennis-University」。ドイツのフランクフルトにあり、ダブルスで自己最高16位をマークしたワスケが引退後に設立したアカデミーである。伊藤は「ここはジュニアが留学するにはいいかもしれない」と言う。実際、伊藤が在籍していた時にも、日本人ジュニアが2、3人いたそうだ。
「しっかりとジュニアを見てくれるし、英語の勉強もできる。フィットネストレーナーもいます。加えて、12歳以下、14歳以下の専門のコーチもいました」と、ジュニア向きの理由を教えてくれた。
そして、試合の分析をしてくれるアナリストもいると言う。「自分の弱点や強み、フットワークなど、見ながら教えてくれて、データも残してくれる。過去の試合を見ながら教えてもらえるのは良かったです。ワスケのところは、現代のコーチングという感じです」
ただ、丁寧な試合の分析などはあっても、プロの試合に帯同できるコーチの人数は少ないとのこと。だからこそプロよりもジュニア向きということだろう。「情熱的な人が多いと思います」というのもプラスポイントだ。
テニス留学を考える時の参考にしてほしい。
取材・文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)
【PHOTO】伊藤竜馬のサービス、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』
「ドイツ人はまじめだし、メンタリティが日本人に近いと思います。1つ1つ丁寧に教えてくれるし、日本人をリスペクトしてくれる。英語がわからなくても、一生懸命に伝えようとしてくれる気持ちがあります」。国民性は確かに似ているところがありそうだ。
2013年から3年間いたのは、ドイツ・ハレにある「BREAKPOINT-BASE」というアカデミー。ゲリーウェバーオープンの会場にもなっているほど、多くのコート面数を有する。伊藤がいた時にはジル・シモンなどトップ選手もいて一緒に練習をする機会にも恵まれたり、スイスのマルコ・チウディネリとはコーチをシェアするなど良い環境にあった。ここは、どちらかと言うとジュニアよりもプロが拠点にする方が向いているようだ。
数年を経て、トップ選手が少なくなった時に、伊藤は次のアカデミーに移ることにした。そこが、2019年までいた「Alexander Waske Tennis-University」。ドイツのフランクフルトにあり、ダブルスで自己最高16位をマークしたワスケが引退後に設立したアカデミーである。伊藤は「ここはジュニアが留学するにはいいかもしれない」と言う。実際、伊藤が在籍していた時にも、日本人ジュニアが2、3人いたそうだ。
「しっかりとジュニアを見てくれるし、英語の勉強もできる。フィットネストレーナーもいます。加えて、12歳以下、14歳以下の専門のコーチもいました」と、ジュニア向きの理由を教えてくれた。
そして、試合の分析をしてくれるアナリストもいると言う。「自分の弱点や強み、フットワークなど、見ながら教えてくれて、データも残してくれる。過去の試合を見ながら教えてもらえるのは良かったです。ワスケのところは、現代のコーチングという感じです」
ただ、丁寧な試合の分析などはあっても、プロの試合に帯同できるコーチの人数は少ないとのこと。だからこそプロよりもジュニア向きということだろう。「情熱的な人が多いと思います」というのもプラスポイントだ。
テニス留学を考える時の参考にしてほしい。
取材・文●赤松恵珠子(スマッシュ編集部)
【PHOTO】伊藤竜馬のサービス、ハイスピードカメラによる『30コマの超分解写真』